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【Instagramをこれから運用する方へ】事前準備や運用のポイントまとめ

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Instagram運用 メイン

 この記事では「Instagramの集客のコツやフォロワーを増やす方法がわからない・・・」という人のために、Instagram運用のコツや事前に準備しておくこと、運用のポイントをご説明します。

 Instagramはいまや若い女性にかぎらず、幅広い層に利用されるSNSとなりました。また機能面でも画像を投稿するだけではなく、動画を投稿できる「リール機能」、投稿上で写真と商品を紐付けることで投稿からECサイトに誘導することができる「ショップ機能」などが次々に追加されています。

 様々な業態、業種の企業によるInstagram活用が活発になってきたからこそ、なんとなく投稿しているだけでは、自社がターゲットとするユーザーに投稿を見てもらい、フォローしてもらうことは難しくなってきています。この記事ではInstagramを運用し、自社のビジネスを成功させるために必要な「ターゲットやKPIの設定といった事前準備」、「各種機能の活用方法」といった運用していく上でのポイントをまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

Instagramの特徴

利用者層

 日本のInstagramは2019年時点で約3,300万人に利用されています。Twitterが約4,500万人、Facebookが2,600万人であることからも、かなり多くのユーザーに利用されていることがわかります。

Instagram運用 利用者層

参照元:アライドアーキテクツ株式会社『Twitterユーザーによる企業公式アカウント利用実態調査』(2020年12月16日~12月27日)

 ユーザー層は10〜20代の女性が最も多く、30代女性からも多く利用されています。また最近では、40代以上の方からの利用も増えてきていることから、かなり幅広い層に向けてアプローチできるSNSであると言えます。TwitterやFacebookと比べると、女性利用者数が1.5倍ほど多いInstagramのほうが、向けの商品やサービスを発信している会社にはより適していると言えるでしょう。

ビジュアルメイン

Instagram運用 ビジュアル

 Instagramの最大の特徴は、「写真を見る・投稿する」ビジュアルメインのSNSであるということです。Twitterでは短い文章、Facebookも文章、TikTokは動画がメインのため、Instagramは、写真で商品やサービスの魅力を伝えたい場合にぴったりのSNSだと言えるでしょう。

拡散性が低い

 Instagramには、Twitterの「リツイート」やFacebookの「シェア」のような機能がなく、拡散しづらいという特徴があります。ですが、リポスト機能やハッシュタグの効果的な利用、発見タブへの露出などによってユーザーに見つけてもらう機会を増やすことで情報の拡散が可能になります。

ハッシュタグによる検索

 Instagramでは情報を探す場合、ハッシュタグから検索します。Twitterにもハッシュタグは使われますが、Twitterではキーワード検索がメインです。Instagramはハッシュタグごとに情報がまとまっているため、飲食店・ファッション・化粧品などの情報をハッシュタグから収集するユーザーが増えています。

Instagram運用の準備① ターゲットとKPI設定

ターゲットの設定

Instagram運用 ターゲット

 なんとなく写真や動画を投稿するだけでなく、Instagramを集客・宣伝に効果的に活用していくためにまず、具体的なターゲットを設定しましょう。居住地、年齢、性別、趣味・関心など細かく設定します。そして、設定したターゲットにどのような投稿が刺さるかを考えましょう。例えば都会に住む30代女性をターゲットにする場合、女性受けするような華やかな投稿をするなど、ターゲットに合わせて投稿に一貫性を持たせるようにしましょう。

KPIの設計

 次に、運用する際のKPIを設計するようにしましょう。KPIとは、ゴール(=目標)の達成度を指標化したもの。KPIはゴールによって様々ですが、Instagramで主に設定されやすいKPIには、

・フォロワー増加数

・指名検索数

・エンゲージメント率(投稿がどれくらいいいね、コメント、保存されたかを表す確率)

・プロフィールURLのクリック数

などが挙げられます。最初から適切なKPIを設計するのは難しいですが、ズレが生じてきたら、少しずつ調整を加えていくようにしましょう。

Instagram運用の準備② ビジネスアカウントへの切り替え

ビジネスアカウントでできること

 Instagramでは、無料でビジネスアカウントに切り替えることが可能です。ビジネスアカウントに切り替えると、以下のことが可能になります。

・お問い合わせ先の表示

・カテゴリラベルの表示

・インサイト(分析画面)の利用

・Instagram広告出稿

・Instagram管理権限の共有

・補助受信箱・メッセージツール

ビジネスアカウント切り替え方法

Instagram運用 ビジネスアカウント1

プロフィール右上の三本線(メニュー)から『設定』をクリックし、

Instagram運用 ビジネスアカウント2

設定から『アカウント』をクリックします。

Instagram運用 ビジネスアカウント3

すると下の方に『プロアカウントに切り替える』というボタンがあるのでクリックします。

Instagram運用 ビジネスアカウント4

 次にアカウントのジャンルを選択し、完了をタップすれば、ビジネスアカウントへの切り替えは終了です。プロフィール画面に「プロフェッショナルダッシュボード」といったボタンが表示されていれば成功です。

アカウント育成と集客のためのInstagram活用のポイント

Instagram運用 ポイント

プロフィールを見直す

 プロフィールは、適当に設定せず、フォローするとどんなメリットがあるのかを記載するようにしましょう。「誰に」「何を」発信しているかが明確になっていることで、プロフィールを見たユーザーが「自分に必要な情報を発信してくれそうだからフォローしておこう」と感じやすくなります。「誰に」の部分には、運用準備の際に設定したターゲットを当てはめましょう。また、「何を」には、そのターゲットが必要そうな情報を記載するようにしましょう。

 また、ハイライトという、ストーリーズをプロフィール上に保存しておける機能もおすすめです。どんなアカウントなのかを、画像でさらに詳しく説明することが出来ます。例えば自社のサービスを宣伝したい場合、ハイライトに料金表などを載せておくのもオススメです。

フィード投稿を見直す

 「伝えたいことが明確」で、「一貫性がある」フィード投稿になっているかを、定期的に見直すようにしましょう。

 ここでも、運用準備の際に設定したターゲットが大変重要になります。また、自社商材の直接的な紹介よりも、「ターゲットが必要としている情報」を発信することで、投稿の閲覧、およびフォローが期待できます。

【ターゲットにあわせた投稿内容例】

 ▼自社商材 
スキンケア商品   

 ▼ターゲット設定
・性別:女性
・年齢:27才
・居住地:都内在住 
・趣味:手料理をSNSでアップすること、ジムで体をうごかすこと、
健康食品・サプリメントを探すこと 
・その他:一人暮らし、平日は20時頃帰宅しSNSや動画サイトを見て過ごす、
休日はジムに行ったり友達とランチしたりして過ごす

 ▼投稿内容 
・肌荒れの原因を紹介 
 人間関係のストレスや、食生活の乱れについてなど肌あれの原因となる豆知識を紹介

・毎日できるスキンケアを紹介  
 寝る前に必ずメイクを落とす、メイク落としと洗顔は別に行うといったスキンケア方法を紹介   
→対策方法とあわせておすすめのスキンケア商品を紹介。   

・季節ごとのスキンケア対策   
 春のスキンケアは「ストレス」と「花粉」に注意、
 夏のスキンケアは「日差し」と「汗」への対策を、といった季節ごとの内容を紹介。 
→対策方法とあわせて季節にあわせたスキンケア商品を紹介

 このように、あくまでターゲットユーザー目線で価値のある情報を発信し、投稿内で自然な流れで自社商材を紹介するようにしましょう。(必ずしもすべての投稿で自社商材を紹介する必要はありません。)

ハッシュタグ

 ハッシュタグをなんとなく設定していませんか?Instagramでは、投稿に関連していてかつ投稿の露出が増やせそうなハッシュタグを選ぶことが非常に重要になります。ハッシュタグは最大30個まで設定することができるため、フィードやリールを投稿する際にはできるだけ多くのハッシュタグを設定するようにしましょう。

リール投稿

 リール投稿とは、短い動画を投稿できる機能のこと。ストーリーズとも似ていますが、こちらは24時間経過しても消えることはなく、リール専用タブ(画面下中央のリールアイコン)や発見タブ(画面左下から2番目の虫眼鏡マーク)にも表示されるため、フォロワー以外の人にも動画を見てもらえることがメリットです。動画を投稿するのはハードルが高いと思われるかもしれませんが、より多くの方に自分の投稿を見てもらいやすくなるため、是非挑戦してみてください。

Instagram運用 リール投稿1
リール専用タブ(画面下中央のリールアイコン)
Instagram運用 リール投稿2
発見タブ(画面左下から2番目の虫眼鏡マーク)

ショッピング機能

 ショッピング機能とは、フィード投稿やアプリ内のショップから、ECサイトなどに誘導できる機能のこと。この機能が実装されたことで、ユーザーは気になった商品をスムーズに購入することができ、企業側も購入意欲の高い状態のユーザーをショップに誘導することができるようになったのです。


 詳しい方法についてはこちらでは割愛いたしますが、Instagramをビジネスアカウントに切り替えた上でFacebookアカウントと連携させ、Facebook上で商品カタログを作成し、ショップを作成します。

 Instagramの設定>ビジネスの、”Instagramショッピングを設定する”というところから、Instagramと連携させるFacebookページ(先程作成したもの)を選び、ショッピング機能の審査に申請します。審査期間は約1週間で、審査に通過すると、晴れてショッピング機能の利用が可能になります。

インフルエンサーを活用する

Instagram運用 インフルエンサー

 インフルエンサーとは、主にSNSで情報発信をしていて、感情や行動(購買など)に大きな影響力を持つ人物のこと。一般的にSNSで多くのフォロワーを獲得しています。そのため、自社のジャンルと親和性のありそうなインフルエンサーに自社の店舗や商品などを宣伝してもらうことで、多くの消費者に興味を持ってもらうことが可能です。

広告を活用する

 Instagramでは、様々なクリエイティブフォーマットを利用した広告を配信することができます。画像や動画広告はもちろん、以下の広告を利用することが可能です。

・カルーセル広告(1つの広告で最大10点の画像や動画を表示できる広告)

・コレクション広告(カバー画像、またはカバー動画の後に商品画像を掲載できる広告)

・ショッピング広告(画像や動画に商品タグをつけられる広告)

・アンケートスタンプ広告(広告を見たユーザーにアンケートを答えてもらえる広告)

・ブランドコンテンツ広告(インフルエンサーに投稿してもらったコンテンツをタイアップ企業が広告として配信できる広告)

 低予算からでも出稿でき、広告予算の上限や消化期間を自社で設定できるため、ビジネス規模を問わず取り入れやすくなっています。

UGC生成を促す

 UGCとは、ユーザーが生成するコンテンツ(口コミやレビューなど)のこと。例えば、あるユーザーが自社の商品やサービスに関する投稿をすると、そのユーザーのフォロワーに自社や自社の商品について知ってもらうことができます。したがってUGCが増えることで、アカウントやコンテンツの認知拡大が狙えます。UGCを増やすのに効果的なのが、「自社の商品、サービスの投稿をしてくれたユーザーを自社アカウントでリポスト(再投稿)する」という方法です。企業アカウントで自分の投稿を紹介してもらいたいユーザーのUGCを狙うことができます。もし自社の商品やサービスについて投稿してくれている方がいたら、積極的にリポストを検討してみてはいかがでしょうか?

まとめ

 いかがでしたか?Instagramの利用者層や機能、どうやって運用していけば良いかがお分かりいただけたことと思います。ターゲットとKPIを設定し、日々運用していく中でプロフィールや投稿内容の見直しを行なっていけば、きっと結果はついてくると思います。また、早く結果を出したい場合には、インフルエンサーや広告の活用、リポストの検討などを行なっていくといいでしょう。この記事が、貴社がインスタの運用をしていく中でお役に立つことを願っています。

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