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Instagramのフィード投稿とは?ECサイトの売上につなげるための投稿の方法を徹底解説!

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ECサイトの売上を伸ばすためにInstagramの活用をされている方は多いと思います。ECサイトの売上増加にはアクセスを伸ばすことが重要ですが、アクセスを伸ばすための施策の中でもSNSからの集客、特にInstagramからのECサイトへの集客は有効です。

ECサイトへの集客に有効なInstagramですが、特徴の異なる投稿形式がいくつか存在することをご存知でしょうか?本記事では、いくつかある投稿形式のうち最も基本的な「フィード投稿」について定義や特徴、ECサイトの売上増加につながるフィード投稿の作り方などを解説します。

フィード投稿とは

フィード投稿とは、Instagramの投稿形式の中でも最も基本的な投稿のことをいいます。ホーム画面とプロフィール画面、発見タブという3つの主要な画面に表示されるため、Instagramを利用している人なら無意識的にフィード投稿をご覧になっていると思います。

フィード投稿で投稿できる内容

フィード投稿では、主に以下の内容を投稿することができます。

・1~10枚の画像

・1~9本の動画(画像1枚は必須、画像・動画合わせて10つ以内)

・テキスト(ハッシュタグを含む)

・タグ付け(アカウント、商品)

・位置情報

・音楽

他の投稿との比較

フィード投稿の特徴は、他の投稿形式と比較すると理解しやすいでしょう。

以下はInstagramの投稿形式を比較した表です。

Instagramの投稿形式一覧

他の投稿形式と比較すると、フィード投稿は静止画の複数枚投稿が可能で、投稿掲載時間が無制限であることが特徴です。つまり、ユーザーが自分のペースでフィード投稿の投稿内容を見ることができます。商品のビジュアル、ストーリーや使用方法など、伝える情報量が多い場合には、ユーザー自身のペースで閲覧できるフィード投稿が適しています。

Instagramの投稿は上図のように投稿形式によって特徴が異なるため、伝えたい商品の魅力や情報ごとに使い分ける必要があります。投稿形式ごとの特徴を理解し、投稿形式を選びましょう。

フィード投稿から商品を購入してもらう方法

フィード投稿には、投稿からECサイトへ遷移し商品を購入してもらう方法があることをご存知ですか?フィード投稿から商品を購入してもらう方法は、大きく分けて2つあります。フィード投稿から直接的にECサイトへの流入を増やすことが可能なので、今から紹介する方法を必ず押さえておきましょう。

(1)ショッピング機能を使い商品画像にタグをつける

Instagramには「ショッピング機能」という機能があります。

ショッピング機能とは、フィード投稿を商品カタログのように用い、ユーザーが気になる商品をタップすることでECサイトへ遷移し購入できるという機能です。Instagram上でウィンドショッピングのような体験ができ、多くの人に利用されています。

以下はショッピング機能で作成された投稿例になります。フィード投稿の画像の商品箇所に当たる部分に「商品タグ」をつけることができ、これをユーザーがタップすることでECサイトにアクセスすることができます。

 

ショッピング機能
引用元:https://help.instagram.com/191462054687226

ショッピング機能は、欲しい商品をタップするだけでECサイトへ遷移できるため、CV(購入)につながりやすいという特徴があります。

ショッピング機能を導入するためには、いくつかの条件を満たす必要があります。ショッピング機能の導入の方法についてはこちらで解説しています。

ショッピング機能を導入し、フィード投稿からECサイトへの流入を強化しましょう。

(2)フィード投稿からプロフィールへ遷移してECサイトにアクセスしてもらう

フィード投稿を見たユーザーをプロフィール画面へ遷移させ、プロフィールに記載したリンクからECサイトにアクセスしてもらうという方法もあります。

以下は、Instagramアカウントのプロフィール画面の例ですが、プロフィール画面にECサイトの店舗URLを記載することができます。以下の赤枠線で囲まれた部分が、プロフィール画面への導線部分になります。

プロフィール画面遷移先ECサイト

この店舗URLをタップしてもらうためには、フィード投稿のテキストで「購入はプロフィールから@○○(アカウント名)」などの記載をします。以下は「@○○(アカウント名)」と記載したリンクでプロフィール画面に遷移してもらう一例です。

@アカウント名でプロフィール遷移

 

フィード投稿から自社商品に興味を持ったユーザーは、「@○○(アカウント名)」(赤枠線で囲った部分)をタップし、プロフィール画面へ遷移、そして最後にECサイトにアクセスすることができます。

ショッピング機能と比較するとCV(購入)までのステップを多く挟むという印象を抱くかもしれませんが、プロフィール画面に移動してもらうことで他投稿を見せたり、興味関心が高ければアカウントのフォローにつなげられたりする、という他観点でのメリットがあります。

ECサイトの店舗URLをプロフィールに記載するためには、「ビジネスアカウントへの移行」という作業を行う必要があります。Instagramのアカウントには個人アカウントとビジネスアカウントが存在し、ビジネスアカウントを作成するためには、個人アカウント作成後にビジネスアカウントに移行させる必要があります。

 

以上が、フィード投稿から商品を購入してもらう方法になります。Instagram経由でのECサイトへの流入を増やすためには非常に重要な施策になりますので、自社アカウントでも行ってみましょう。

EC売上増加につながるフィード投稿

ここからは、実際にフィード投稿を作成・投稿する際にECサイトの売上拡大を促進するための投稿のコツを紹介します。フィード投稿をEC売上につなげるためには、以下3つを特に意識する必要があります。

(1)多くのユーザーに届ける

(2)投稿のエンゲージメントを高める

(3)フォロワーを獲得する

この3つの観点に分けて、それぞれに関連する施策を紹介します。

(1)多くのユーザーに届けるための施策

フィード投稿をEC売上につなげるためには、まず多くのユーザーにフィード投稿を見てもらう必要があります。投稿がユーザーの目(画面)に届かなければ、そもそもユーザーにとって有益な投稿かどうかを判断してもらえません。ユーザーは、有益な投稿であると判断して初めて商品に興味を持ち、ECサイトへアクセスした後に購入に至ります。つまり、最終的にECサイトへアクセスし購入してもらうためには、まずユーザーの目(画面)に投稿を届けることが重要になります。

フィード投稿を多くのユーザーに届けるための具体的な施策は、以下のようなものがあります。

■事前準備.目標となる数値(どのくらいのユーザーに届けたいか)を決める

まずはどのくらいのユーザーに届けたいのか、目標となる数値を決めます。一般に、この作業を「KPI設定」といいます。多くのユーザーにフィード投稿を届けたい、という前提があった場合、目標数値として設定するのは主にリーチ数(ユーザーの画面に投稿が表示された回数)です。KPI設定や、リーチ数などの数値の確認方法についてはこちらで解説しています。

現状の自社アカウントの数値を確認し、実現可能性を踏まえた目標設定を行いましょう。

■1.関連するハッシュタグを決める

ハッシュタグとは、フィード投稿のテキストに追加できる#マークを使用したタグのことです。ハッシュタグがつけられた投稿は、以下のようなハッシュタグページに追加されます。

ハッシュタグページ

 

「#化粧品」というハッシュタグをつけたとすると、フィード投稿は上記のハッシュタグページに追加されます。

「#化粧品」の検索結果は165万件あり、人気の投稿が上位表示されます。検索ボリュームが大きければ大きいほど上位表示させることが難しくなります。そのため、投稿数の比較的少ないハッシュタグをつけたり、なるべく多く関連するハッシュタグをつける(最大30個)という工夫が有効です。自社ブランド・商品の特徴を洗い出し、ハッシュタグを選定しましょう。

自社内でハッシュタグを見つけ出すことが難しい場合、ハッシュタグ検索ツールを使用することも有効です。

ハシュレコ
引用元:https://hashreco.ai-sta.com/

以下は、ハッシュタグ検索ツールの例である「はしゅれこ」です。1つキーワードを検索すると、関連するハッシュタグが表示されます。

■2.位置情報をつける

フィード投稿には、位置情報をつけることができます。ユーザーは位置情報から検索し、投稿を見つける場合もあります。自社商品に関連した場所がある場合、(地域産品である場合など)位置情報をつけることも有効です。

また、自社商品に関連した場所がない場合、以下のような「場所に関係ない」位置情報をつけることが可能です。

・スイーツだいすき

・食べながら痩せるダイエット

・Halloween

・おうちごはん

・癒しの時間

上記はあくまで一例ですが、「場所に関係ない」位置情報は多く存在します。位置情報追加する際には、「こんな位置情報あるかな」というアイデアベースで検索してみるとヒットするかもしれないので、ぜひ試してみましょう。

■3.Instagram広告をつける

フィード投稿が自社アカウントの広告になることをご存じでしたか?

売り出したい商品がある場合、その商品を紹介したフィード投稿を広告として出稿することで多くのユーザーに投稿を届けることができます。

基本的なInstagram広告の情報(広告出稿の方法や注意点など)はこちらの記事で紹介しています。他の施策と比較して費用がかかる点がデメリットではありますが、予算に余裕のある方は試してみると良いでしょう。

(2)投稿のエンゲージメントを高めるための施策

多くのユーザーにフィード投稿を見てもらうだけではEC売上につなげることはできません。フィード投稿へ興味・関心を抱いてもらう必要があります。

Instagramにおいて、ユーザーの投稿への興味関心はエンゲージメント数(いいね!、コメント、保存、シェアの数)に表れます。エンゲージメントを高めるための具体的な施策は以下のようなものがあります。

商品のターゲットに適した投稿をする

商材のターゲットは明確になっていますか?ターゲットとする年代や性別が決まっていないと投稿のトンマナ(配色、フォントなどに一貫性を持たせるルール)を適切に決定することは難しいです。

他SNSと比較して、Instagramは特に画像投稿をメインとするSNSであるため、トンマナは非常に重要視されます。ターゲットが決まっていない場合はターゲットを決定する、ターゲットが決まっている場合はターゲットに合ったトンマナになっているかを再検討しましょう。

投稿の最後にCTA画像を貼る

投稿の最後に以下のような、「CTA画像」と呼ばれる画像を貼ることでエンゲージメントを高めることができます。「CTA」とはcall to actionの略で、「行動喚起」と訳されます。

CTA画像では、ユーザーに「いいねやコメントをお待ちしています!」などのテキストでエンゲージメントを促したり、「他の投稿もみてね!」というテキストで他のフィード投稿もユーザーに見てもらうことができます。

じのもんCTA画像

上記はCTA画像の一例です。このようなCTA画像をつけることでエンゲージメント高めたり、ユーザーへフォローを促したりすることができます。せっかく興味・関心を抱いていても、いいね!やコメントなどはしないというユーザーにアプローチすることができます。

また、必要に応じ更新する必要はありますが、基本的にCTA画像は1枚作成すれば毎投稿同じものを使用できます。この観点からもCTA画像作成をおすすめします。

テキスト情報も充実させる

Instagramの大きな特徴は画像だけで気軽に投稿できる点ですが、ユーザーは投稿に付随するテキストも読む傾向にあります。

テキストには以下のような内容を入れることを意識しましょう。

・投稿タイトル(画像内容が一言でわかるもの)をいれる

・画像だけでは伝えられない情報をいれる

・商品紹介の場合、値段を表記する

・読みやすさを意識する(適宜改行をする、ハッシュタグは最後にまとめて書く、など)

画像だけでなく、テキスト内容も充実させ、ユーザーにとって有益な投稿づくりを意識しましょう。

(3)フォロワーを獲得するための施策

最後にフォロワーを獲得するための施策を紹介します。Instagramにおいて、「フォロワー≒自社アカウントの情報を継続的に見たい、自社アカウントのファン」と解釈することができます。

自社商品への興味関心の高いユーザーを増やし、自社のファン・フォロワーを獲得していきましょう。

定期的な投稿をする

フォロワーを獲得するためには定期的な投稿をすることが重要です。定期的に投稿をしていないアカウントの場合、ユーザーにとって「フォローしていても情報が得られないアカウント」というイメージを持たれてしまします。

また、Instagramの仕組み上、最近の投稿であるかが検索結果順位に影響することが分かっています。つまり、古い投稿よりも新しい投稿が上位結果表示されやすいということです。

理想は週に2~3回の投稿ですが、投稿頻度を重視しすぎて投稿のクオリティが落ちてしまってはいけません。無理のない範囲で、定期的な投稿を行いましょう。

キャンペーン投稿をする

企業アカウントでは、フォロワー獲得のために商品のプレゼントキャンペーンやクーポン配布キャンペーンを行うことがあります。「アカウントフォロー」をキャンペーン応募の資格とすることで、商品が欲しいユーザーにフォローしてもらうことができます。

キャンペーン投稿をする際は「#プレゼントキャンペーン」「#プレゼントキャンペーン実施」などのハッシュタグをつけないと、非フォロワー(アカウントをフォローしていない人)に届きにくくなってしまいます。投稿する際のハッシュタグにも気をつけて投稿しましょう。

まとめ

いかがでしょうか?この記事でご説明したEC売上につながるフィード投稿のコツや注意点を理解いただけたと思います。魅力あるフィード投稿を行い、ECサイトへの流入を増加させることで、売上拡大を目指しましょう。

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