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【楽天店舗運営者向け】R-SNSとは?楽天市場のSNSの始め方や活用術をご紹介!

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楽天市場で出店しており、集客や販促にSNSの活用を検討している方で「R-SNSでどんなことができるのか、R-SNSを始めたいが始め方がわからない」こんなお悩みをお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?この記事ではR-SNSの始め方や、活用術、注意点について詳しくご説明します。ぜひ最後までご覧いただき楽天店舗の売上UPにつなげましょう。

R-SNSとは?

R-SNSとは、SNS(Instagram、LINE公式アカウント、Facebook、楽天ROOM)を楽天市場の店舗運営に活用できる有料サービスです。R-SNSを利用することで、店舗とSNSを連携させて集客力アップやブランディングなどさまざまな効果が期待できます。

楽天市場では外部リンクが原則禁止

前提として楽天市場では、店舗ページやR-Mail、受発注メールなどに楽天市場以外のURLを記載することは原則禁止されています。ただし、R-SNSを利用することで各種SNSのリンク掲載が可能になります。そのため楽天の既存ユーザーを店舗のSNSアカウントへ誘導する場合にはR-SNSの利用が必須となります。
※外部リンクについては申請をすれば認められるケースもあります。詳しくは店舗運営Naviでご確認ください。
参考:https://navi-manual.faq.rakuten.net/rule/000039066

R-SNSの利用料金

基本料金

R-SNSの利用には月額3,000円(税抜)の基本利用料が必要となります。初期費用はかからず、月額費用のみでFacebook、Instagram、LINE公式アカウント、楽天ROOMを使用することができます。

LINE公式アカウントの料金

R-SNSで使用できるSNSの中でLINE公式アカウントのみ、有料プランや追加メッセージ料金などのオプションがあり、別途料金が発生する場合があるということを覚えておきましょう。

LINEのプラン料金

LINEには3種類のプランがあり、登録者数や用途にあったプランを選択することができます。

選択できるプランは以下の通りです。

プラン名 月額固定費(税別) 無料メッセージ数(月間) 追加メッセージ料金(1通あたり)
コミュニケーションプラン 0円 200通 追加不可
ライトプラン 5,000円 5,000通 追加不可
スタンダードプラン 15,000円 30,000通 ~3円

プランの契約は月間で、料金の支払いも月々となります。
また、スタンダードプラン利用の際、無料メッセージの30,000通を超えて追加でメッセージを配信する場合には追加通数ごとに料金が発生するため、配信数が多くなる場合は注意が必要です。

プレミアムID料金
プレミアムIDの料金は年額1,200円(税別)となります。
プレミアムIDとはデフォルトで付与されるベーシックIDを好きな文字列に変更できるオプションです。ベーシックIDは8文字の英数字を羅列した文字列ですが、プレミアムIDは4文字以上で任意のわかりやすい文字列に設定することができます。
(例)
ベーシックID:@skd9d7uj
プレミアムID:@dinnovation
店舗名などをIDに設定することで「ID検索されやすい」「ID検索から追加されやすい」というメリットがあります。登録者を増やしたい、LINE公式アカウントの運用に力を入れたいと考えている店舗様は、プレミアムIDを取得しておくと良いでしょう。

契約期間

R-SNSの利用料金の支払いは月々となりますが、契約期間は年間契約となります。途中解約はできないため注意しましょう。

R-SNSでできること

全SNS共通

楽天市場の店舗ページをはじめ、R-Mailや受発注メール、商品の同梱物にSNSのリンクを記載し、店舗からSNSへの導線を作ることができます。これまでリーチできなかった潜在的なユーザーの獲得やユーザーとのコミュニケーションに活用ができます。

Instagram

Instagramで自社店舗の商品写真などを投稿することができます。プロフィールページやストーリーズ機能にはURLを設置することができるため、楽天市場への誘導も可能になります。反対にショップページ内にバナーを設置し、Instagramアカウントへ誘導することもできます。楽天市場のユーザーとSNSで接点を持つことで既存顧客以外のユーザーへアプローチが可能になります。

また「Instagramショッピング」機能を使用すると投稿写真に楽天商品ページのリンクを貼ることができます。投稿を見たユーザーがそのまま商品ページへアクセスできるため、購買意欲が高いタイミングでの集客が可能となります。

Instagramショッピング機能

(引用元:https://help.instagram.com/191462054687226

 https://about.fb.com/ja/news/2020/12/shopping_in_reels/)

※「Instagramショッピング」はInstagram側のシステムエラーにより2023年11月現在利用が停止されています。現時点でのエラー解消時期は未定となっています。

LINE公式アカウント

LINE公式アカウントから楽天自社店舗への流入を測定することができます。まずはR-SNSの管理画面でLINE専用のリンクを発行します。そのリンクをメッセージと一緒に送る画像やリッチメニュー(トーク画面下部に固定で表示されるタイル状のメニュー)に設置している画像のリンク先にすることで計測が可能となります。

Facebook

Instagram同様に商品写真やバナー、テキストなどを投稿し情報の配信をすることができます。また、Facebookのシェア機能による拡散力があるため、直接つながりのあるユーザーからさらに広い範囲へ情報を届けることができます。

楽天ROOM

楽天ROOMとは楽天市場が提供しているSNSです。楽天ROOM内に自社店舗の商品を投稿でき、楽天市場のユーザーに絞って商品を訴求することができます。また一般ユーザーの投稿をタグ付けして一覧表示することができるためユーザーがどのように商品をしているのか、どのような感想を投稿しているのかを紹介することもできます。

楽天ROOM

参考:https://room.rakuten.co.jp/shop/2700000016559322

R-SNSの始め方

(1)SNSを開設していない場合、開設する

まずは各SNSのアカウントを開設しましょう。すでにアカウントを運用している場合はそのまま紐づけをして使用できますが、R-SNSで利用できるSNSアカウントは楽天市場専用を前提としています。既存アカウントで自社サイトや複数のECモールの商品紹介をするといった運用をしている場合には、新規で作成することをおすすめします。
楽天市場にてLINE公式アカウントのみ新規開設のサポートを受けることが可能です。ただしFacebookやInstagramのアカウント開設はサポートしていないため、自社でアカウントを作成する必要があるため注意しましょう。

各SNSの新規アカウント作成代行/既存アカウント利用可否

(2)申し込み

全てのSNSの共通申し込み方法
RMSトップページ > 「メール・SNSマーケティング」を選択 > 「R-SNS」をクリック

R-SNS申し込み方法①(共通)

「R-SNS利用申込/契約状況確認」をクリック

R-SNS申し込み方法②(共通)

「申込確認]の「サービスご利用規約に同意して申し込む」にチェックを入れる>「申請希望SNS]の申し込みをしたいSNSにチェックを入れる

 

LINEの申し込み方法

「申請希望SNS」で「LINE公式アカウント」にチェックを入れると以下のフォームが表示されます。

R-SNS申し込み方法(LINE)

入力項目には以下を参考に入力していきましょう。
・申込種別:新規アカウントを作成する場合は「新規」を選択
・LINE公式アカウントサービス利用規約への同意:利用規約を読み「利用規約へ同意する」にチェック
・プランの選択:前述のプラン比較表を参考に選択
※変更可能のため、決まっていない場合はコミュニケーションプランの選択を推奨
・申込者氏名:担当者の氏名を入力
・アカウント表示名(第一希望~第三希望):初期設定(第一希望)で問題なければ入力不要
・IDプランの選択:前述のプレミアムID料金についての記事を参考に選択
審査に関する注意点にチェック>「入力内容を確認する」

 

Instagramの申し込み方法
「申請希望SNS」で「Instagram」にチェックを入れると以下のフォームが表示されます。

R-SNS申し込み方法(Instagram)

入力項目には以下を参考に入力していきましょう。
・アカウントユーザー名:あらかじめ作成しておいたアカウントのユーザー名を入力
・ショッピング機能利用:チェックを入れる
※ショッピング機能は投稿ごとに商品リンクを貼りつけることができる機能です。2023年11月現在、長期的なシステムエラーで利用停止となっております。エラー解消後に利用できるようチェックを入れておくことをおすすめします。
審査に関する注意点にチェック>「入力内容を確認する」

Facebookの申し込み方法
「申請希望SNS」で「Facebook」にチェックを入れると以下のフォームが表示されます。

R-SNS申し込み方法(Facebook)

入力項目には以下を参考に入力していきましょう。
・FacebookページURL:あらかじめ作成しておいたFacebookアカウントのページURLを入力
審査に関する注意点にチェック>「入力内容を確認する」

楽天ROOMの申し込み方法
「申請希望SNS」で「ROOM」にチェックを入れると以下のフォームが表示されます。

R-SNS申し込み方法(楽天ROOM)

入力項目には以下を参考に入力していきましょう。
・ショップページ発行を希望する:「はい」にチェックを入れる
・注意事項に同意します:「はい」にチェックを入れる
審査に関する注意点にチェック>「入力内容を確認する」

(3)審査

申し込み後、楽天市場での審査があります。SNSごとの審査~利用開始までの日数目安は以下の通りです。

SNS 利用開始までにかかる日数
LINE公式アカウント 最短4~10営業日程度
Instagram

Facebook

楽天ROOM

5営業日程度

尚、既存アカウントからR-SNS専用アカウントへの切り替えを行う場合や申し込み時に不備がある場合にはさらに日数がかかる可能性があります。余裕をもって準備を進めるようにしましょう。

各SNSでR-SNSを活用する際のポイント

(1)LINE

LINE利用のメリットはテキストや画像(動画)、URLなどを活用してユーザーに向けて情報配信ができる点です。お友だち限定クーポンやお友だち限定イベントの告知など登録してくれたユーザーにとってメリットのある情報を配信することで開封率やショップへのアクセス率もアップします。
ショップページにLINE登録のバナーを設置したり、友だち登録をするともらえるクーポンを用意したりするなど、友だち登録を促す施策も忘れず行っていきましょう。
また、LINEには友だち登録をすると自動で新規登録者にメッセージが配信される「あいさつメッセージ機能」があります。クーポン配布のほか、LINEで今後どのような配信をしていくか、今後どんなメリットがあるかを記載しておくと良いでしょう。
前述の通りLINEを経由の流入を計測し、RMS内のパフォーマンスレポートでデータを確認することができます。このデータを基に施策や配信内容を検討し改善、アクセスアップに役立てていきましょう。

(2)Instagram

Instagramでは、画像を中心としたコンテンツ配信が可能なSNSで、特に若年層へのアプローチが可能です。アカウントを育成することでフォロワーと呼ばれる自社アカウントの見込み客/ファンを創ることができます。また、非フォロワーには投稿に関連した「ハッシュタグ」をつけることで、商品/店舗情報を届けることが可能になります。

また、複数ある投稿形式のうち「ストーリーズ」ではURLを貼ることができるため、セール告知や新商品発売告知とともにURLを貼り、ユーザーを直接ショップページへ誘導することも可能です。しかしストーリーズは基本的には24時間で消えてしまう仕様であるため、タイムリーな情報配信の際にはぜひ積極的に活用していきましょう。

Instagramの投稿の詳しいコツは以下の記事をお読みください。

★ストーリーズの詳しい記事はこちら

★その他Instagramの記事はこちら

(3)Facebook

Facebookは他のSNSと比較して文字情報を読んでもらいやすいという特徴があり、写真では伝わらない商品のアピールポイントや実際のレビューなど文字で表現することがポイントとなります。

またR-SNSでInstagramの利用をしている場合には連携機能を使うことができます。連携機能を使えばInstagramの投稿をFacebookに自動投稿することができるので、効率的な運用が可能となります。それぞれのSNSの特徴に合わせた投稿をしつつ必要に応じて活用しましょう。

(4)楽天ROOM

楽天ROOMはユーザーが楽天市場内の商品を紹介するSNSです。主に、店舗からの発信ではなく実際に商品を購入したユーザーが発信するため、購入を検討しているユーザーに対して効果的な訴求ができます。通常の商品レビューとは違い商品を紹介する形での投稿が多いため上質なレビューとも言えます。この投稿を商品ページ上で紹介したりバナーを使ってROOMに誘導したりすることで満足度が高く魅力的な商品であることをアピールすることができます。

また、店舗アカウントから自社商品の投稿をすることも可能です。ユーザーの投稿と相互に「いいね」「フォロー」「コメント」機能でリアクションを取り合いユーザーとの関係性を構築することをおすすめします。ユーザーに意見を聞くことができ商品開発やサービス向上にも役立てることができるでしょう。

R-SNSを導入する際の注意点

楽天市場以外との紐づけ/送客などは禁止されている

R-SNSを利用したSNSアカウントは楽天市場専用となります。楽天市場以外のサイトやSNSへ誘導することは禁止されています。違反するとR-SNSが利用停止となる可能性があるため注意しましょう。

R-SNSの利用をやめる際には各SNSアカウントも削除する必要がある

R-SNSの利用を解約すると紐づけられていた各SNSアカウントは継続利用できず削除となります。SNS使用頻度が少ないからといって安易に解約してしまうと今まで集めたフォロワーや投稿内容がすべてなくなってしまいます。解約の際、また契約の際には十分検討するようにしましょう。

まとめ

R-SNSの仕組みや申し込み方法、運用のポイントなどご理解いただけたのではないでしょうか?SNSの利用率は上昇し、今ではSNSでの商品の口コミを参考にするユーザーも多く、購買行動に大きな影響力を持っています。また、タイムリーな情報発信や新たな顧客層にアピールできるなど多くのメリットがあります。今回紹介した記事を参考にR-SNSを活用してSNSフォロワーを増やし、アクセス向上と売上アップに役立てましょう。

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