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【楽天店舗運営者向け】楽天の主要販促イベントの特徴と対策

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現在楽天市場に出店している事業者で、売上拡大のためにイベント参加を検討している方も多いのではないでしょうか。楽天市場では定期的にモール全体を盛り上げるためのイベントを実施しております。

イベントのタイミングで値下げやポイント還元を実施することで現状よりさらに売上を伸ばすことは可能ですが、「そもそもどんなイベントがあるのか」や「自店舗がどのイベントに参加すれば良いのか」について迷われている方もいらっしゃいます。この記事では、楽天市場で開催されるイベントの種類、イベント参加時のポイントをお伝えしていきます。

楽天市場のイベントについて

楽天市場のイベントは「楽天市場内のユーザーの活性化」と「楽天市場外から新規ユーザーを獲得する」という大きく分けて2つの異なる趣旨のイベントが開催されます。この2つの異なる趣旨のイベントにはそれぞれどのようなメリットがあるのでしょうか。

楽天市場のイベント

イベント参加のメリット

・楽天市場内のユーザーの活性化するイベント(ex : お買い物マラソンや超ポイントバック祭など)

定期的に楽天市場で開催されるイベントであり、楽天市場を日頃から利用しているユーザーを他モールへ逃さないことを目的としています。こういったイベントで獲得したユーザーはダイヤモンド会員やプラチナ会員の方が多く、その後のリピート率が高いというメリットがあります。

・楽天市場外から新規ユーザーを獲得するイベント(スーパーSALE、楽天ブランドDAY、など)

楽天市場としてテレビCMなどを多用し、普段楽天市場を利用していないユーザーに対して大きく宣伝を行っていきます。楽天市場へのアクセスは非常に高まるため、新規ユーザーを多く獲得するチャンスがあります。

各イベントの特徴

楽天市場には「様々な購入条件に応じて通常時よりも高いポイントがユーザーに付与されるイベント」や、「店舗側の商品値引きがイベント参加条件となっている(その代わりイベント特設ページからの集客が期待できる)イベント」などの種類があります。次項で各イベントの特徴について説明いたします。

0・5のつく日は楽天カードの支払いでポイント5倍

楽天市場では、毎月「0・5のつく日は楽天カードの支払いでポイント5倍」というキャンペーン実施しています。5日・10日・15日・20日・25日・30日には売上が集中しやすい傾向にあります。

楽天お買い物マラソン

楽天お買い物マラソンは毎月1回以上必ず行われる、年間で最も開催回数が多い定番イベントです。1,000円以上の購入を複数店舗で行うことでポイント還元率が上がっていく仕組みで最大9倍になります。

開催時期は毎回異なり、月前半の楽天お買い物マラソンは開催期間が約7日間・月後半は約4日間などと、後半が少し短めとなるケースが多い傾向にあります。

楽天お買い物マラソン

楽天スーパーSALE

楽天スーパーSALEは、楽天市場で最も盛り上がるイベントです。 TVCMや電車内での広告など、あらゆるメディアで宣伝されます。 イベント期間は、約1週間となり、 開催頻度は「3ヶ月に1回」で、3月・6月・9月・12月の年4回のパターンが基本といえます。通常販売価格から10%以上値引きのある商品のみを検索できる「スーパーSALEサーチ」という検索機能がSALE期間限定で表示され、さらには、50%以上の値引き商品もフィルタリングして検索することが可能です。

超ポイントバック祭

超ポイントバック祭は楽天市場で不定期で年に2~4回、1週間程度開催され店舗数に関係なく「購入金額の合計に応じて」ポイント倍率がアップしていくというイベントです。ポイントバックが注目されるイベントなので、値引き販売を行うよりも、店舗独自でポイント付与率をアップさせるという対応が効果的です。

楽天イーグルス感謝祭

楽天イーグルス感謝祭は、楽天市場で10~11月頃に開催されるイベントです。 毎年、プロ野球のリーグ戦終了に合わせた日程で開催されています。

5,000円(税込)以上のお買い物でポイント2倍、50,000円(税込)以上でポイント5倍がユーザーに還元される特徴があります。

楽天ブラックフライデー

楽天ブラックフライデーは11月下旬に開催される楽天市場のビッグセールで、「対象ショップの商品が全品50%OFF」や「対象アイテム限定最大半額クーポン」など非常にお得にお買い物ができます。購入ショップ数に応じて最大10倍のポイントがユーザーに付与されます。(例:2ショップ購入でポイント+2倍、3ショップ購入でポイント+3倍・・・10ショップ以上購入でポイント最大+10倍までアップします。)

楽天大感謝祭

楽天大感謝祭は、12月中旬〜下旬に1週間程度開催される楽天市場にとって最大級のイベントです。  12月には楽天スーパーSALEも開催されるため、12月は月のほとんどがイベント期間という状態になります。購入ショップ数に応じて最大10倍のポイントがユーザーに付与(例:2ショップ購入でポイント+2倍、3ショップ購入でポイント+3倍・・・10ショップ以上購入でポイント最大+10倍までアップ)される点や、様々なクーポン・ポイントが当たるミニゲームが用意されているのが特徴です。年末のまとめ買いを検討しているユーザーにおすすめのセールイベントあり、他のセールイベントよりもお得に、かつ安くて良いものを見つけたい人などでアクセス人数が大幅に増加します。

イベント参加時の準備について

イベント前の仕込みの有無によって、店舗の売上は大幅に変わります。運営会社は早めの準備と施策検討を心がけて店舗運用をすることが非常に大切になってきます。

特設ページやクーポンに参加するために事前申請を

セールの特設ページやクーポンに参加するためには、事前にRMSから申請することが必要です。

自社ページの掲載内容を修正する

楽天市場が開催するイベントは、ユーザーよりも早く出店者へ情報が解禁され、イベント開催の約2日前から告知が許可されておりますので、告知解禁になったタイミングで、自社ページにイベント内容を掲載するための以下のような事前準備が必要になります。

1. バナー申請

店舗ページやセールの特設ページにバナーは必ず設置すべきです。ポイントアップのバナーやセールクーポンのバナーなど、ユーザーに伝えたい情報を自社ページに合った内容で掲載します。

2. 商品名にキーワードを追加

商品名プラスして検索されやすいキーワードを含めることで、アクセス数の増加を目指します。特に、「ポイント10倍」や「50%オフ クーポン」などの検索オファーのある内容は、商品名の前に入れて目立たせることで、ユーザーが検索する時に目に留まりやすくなります。

3. メールマガジンの配信

メールマガジンの配信は、イベント前に告知する内容と、開催中に配信する内容の2パターンを配信するよいでしょう。事前告知用のメールマガジンは、「事前お気に入り登録キャンペーン」の開催時に、気になる商品をお気に入り登録することで、クーポンやポイントがもらえるといった内容です。メールマガジンの配信予約は5日後まで設定できますので、メールマガジンの配信数が上限に達する前に予約設定を必ず行いましょう。

イベント参加時の注意点

楽天イベント参加時の注意点

今まで述べてきたように、楽天市場では1年を通して様々なイベントが定期的に開催されます。イベント時に注意すべき点を失敗の代表例をあげながら、全イベント共通の注意点に加えて、イベント参加申請手続きが煩雑な楽天スーパーSALEについては個別で注意点をご紹介します。

全イベント共通の注意点

全イベント共通してよくある失敗例は以下の3点があげられます。

1. スケジュール感の把握不足

楽天市場では多くのイベントが随時開催されています。確認を怠ることにより、スケジュールを把握できずに参加しそびれてしまったり、楽天原資のポイントアップ施策等に参加できなかったというパターンが多くみられます。 イベントのスケジュールカレンダーはRMS上で確認できるため、先々の予定をしっかりチェックしておきましょう。

2. 施策未実施

楽天市場で開催しているイベントを最大限活用するためには、施策の実施が必要になってきます。何も施策をしなければ、いくらイベント期間中といえども効果的な売上を見込むことができません。  「集客」や「転換率」を意識した施策を実施することが必須となってきます。集客対策としては各種広告やメルマガ、転換率対策としては、店舗独自ポイント設定や、クーポン発行などが挙げられますので適切な対策を検討し、イベント期間前から準備しておきましょう。

3. イベント特性の理解不足

楽天市場ではほぼ1年を通して多くのイベントが開催されています  一方、確実におさえておきたい主要イベントはある程度限られてくるため、各イベントの特性をしっかりおさえ、イベントに合った施策を実施することが重要です。

楽天スーパーSALEの注意点

楽天スーパーSALEでよくある失敗例は以下の3点があげられます。

1. サーチ申請を忘れていた

楽天スーパーSALEで「半額サーチ・割引サーチ」の検索対象にさせるために必要な「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」をするかしないかによって、スーパーSALE期間中の集客や売上は変わります。10%以上割引が可能な商品は可能な限り申請することをお勧めします。

また、申請には必ず締め切りがありますので、事前準備を整えて必ず間に合うように申請してください。

2. 割引率が基準に達していなかった

「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」において、割引サーチに出す方法として「10%以上割引」、半額サーチでは「50%以上割引での二重価格設定」を行って申請する必要があります。審査時の割引率の計算が小数点以下切り捨てのため、切り捨てにした際の割引率を確認する必要があります。

実際にあったケースとして、50%割引のつもりで申請した商品が、実際には49.99%だったことで50%以上の割引の審査に落ちてしまったケースがございますのでご注意下さい。

3. 販売期間指定解除忘れ

「楽天スーパーSALEサーチ イベント商品申請」を行った商品に関しては、販売期間をセール期間中に設定している店舗がほとんどだと思います。 「セール終了後に販売期間指定の解除をしなかったために、セール終了後に販売できない状態が続いてしまった」という事例があります。  楽天スーパーSALEで獲得した販売実績が無駄になってしまうこともありますので、セール期間終了後に早急に販売期間指定を解除するようにしましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。楽天市場のイベントは様々な種類がありセール期間が長いことが特徴的です。 毎回値引きをするだけではなく、月によって様々な施策を考え実行していくようにすることがお勧めです。また、イベントごとに対策や準備が異なるため、早めの参加検討及び対策準備を心がけましょう。

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