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【Instagram】インスタの売り上げにつながる「ショッピング機能」とは?

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ECサイトの売上を伸ばすためにInstagramの活用をされている方は多いと思います。ECサイトの売上増加にはアクセスを伸ばすことが重要ですが、アクセスを伸ばすための施策の中でもSNSからの集客、特にInstagramからのECサイトへの集客は有効です。

Instagramの機能は多々ありますが、「ショッピング機能」という機能をご存知ですか?ECサイトへの集客を強化したい方にとっては、Instagramのショッピング機能は非常に有効な機能です。

本記事では「ショッピング機能」とはどんな機能なのか、導入するメリット・注意点、導入手順、ECサイトの売上増加へつなげる方法などを解説します。

まだショッピング機能を導入していない方も、この記事を読んでショッピング機能の導入を検討してみましょう。

ショッピング機能とは

Instagramのショッピング機能とは、フィード投稿やリール投稿に「商品タグ」をつけることで、ユーザーがスムーズにECサイトへ遷移し商品を購入できるという機能です。

Instagram上でウィンドショッピングのような体験ができ、多くのユーザーに利用されています。

ショッピング機能を使った投稿は以下のようなものがあります。

ショッピング機能
(引用元:https://help.instagram.com/191462054687226 https://about.fb.com/ja/news/2020/12/shopping_in_reels/)

上記のフィード投稿・リール投稿以外にも、ストーリーズ・IGTV(Instagramの投稿形式のひとつで長尺の動画)でショッピング機能は利用可能です。

また、ショッピング機能は「無料」で導入することが可能な機能です。

ただし、導入するための手続等が必要などのいくつか注意点があるため、本記事では注意点についても詳しく解説していきます。

ショッピング機能のメリットと注意点

次にショッピング機能の導入するメリットと導入する際の注意点について紹介していきます。

(1)ECサイトへの自然な導線ができる

ショッピング機能は、導入することでInstagramから自社ECサイトへの自然な導線を作ることが可能です。投稿から商品に興味を持ったユーザーが、商品タグをタップしECサイトへ遷移するという導線をたどるため、ユーザーは少ないステップでECサイトへアクセスすることができます。

(2)1投稿で複数商品の紹介ができる

ショッピング機能では1投稿に複数商品のタグをつけることができます。

シリーズ商品を同じ投稿で紹介したり、例えばアパレル商材であればコーディネートに使用した複数商品をまとめてタグ付けしたりすることが可能です。しかし、設定できる商品タグは1つの投稿につき5点までという制限があるので注意しましょう(6点以上タグ付けしたい場合は2つの投稿に分けてタグ付けすることは可能です)

(3)費用がかからない

先程も紹介しましたが、ショッピング機能は無料で使用することができます。

InstagramをはじめとするSNSでは、ECサイトへの集客を狙う上で費用のかかる施策・機能は多くあります。それらと比較してショッピング機能は無料で使用可能であるため、「SNS運用に費用をかけることができない」という方にとって、非常に有力な機能です。

ショッピング機能を導入する際の注意点

(1)ショッピング機能を導入するには審査が必要

ショッピング機能を導入するためには審査が必要であり、これを通過しなければ利用することはできません。具体的な審査基準は公表されていませんが、Instagram公式では以下の条件を示しています。

“Facebookコマースの場でビジネスとして商品を販売するには、Facebookアカウントとページ、またはInstagramプロアカウントが以下の要件を満たしている必要があります。

1.FacebookおよびInstagramのポリシーに準拠していること

2.該当するビジネスとドメインに紐づいていること

3.所在地がコマースを利用できる国や地域であること

4.信頼性を示すこと

5.正確な情報を提供し、ベストプラクティスに従うこと

引用元:https://help.instagram.com/1627591223954487

自社アカウントが上記に反していると審査に通らない可能性が高いため注意しましょう。審査は数日から1週間ほどで完了します。 審査完了の際は、アプリ上に通知が届きますので、通知をオンにして通知が届くのを待ちましょう。

(2)無形商材は販売できない

Instagramで販売できるのは有形商材のみです。

例えば、以下のような無形商材はショッピング機能で販売することができません。

・音楽

・セミナー

・スマホアプリ

・占い

自社の商材が当てはまっていないか必ず確認しましょう。

(3)スマホアプリ限定機能である

ショッピング機能はスマホアプリから投稿する際にのみ使用することができます。PCからでは商品のタグ付けはできませんので、投稿の際にはスマホアプリから行いましょう。

(4)サポート外の国では商品のタグ付けができない可能性がある

ショッピング機能には国の制限があり、自社のマーケットが以下の対象国に含まれない場合はショッピング機能を使用することができないため注意しましょう。

”以下のマーケットに所在する事業者

NA:カナダ、米国

ラテンアメリカ:アルゼンチン、ベリーズ、ボリビア、ブラジル、チリ、コロンビア、コスタリカ、ドミニカ共和国、エクアドル、エルサルバドル、フランス領ギアナ、グアドループ、グアテマラ、ギアナ、マルティニーク、メキシコ、パナマ、パラグアイ、プエルトリコ、ペルー、スリナム、ウルグアイ、ベネズエラ

ヨーロッパ・中東・アフリカ:アルジェリア、アルメニア、オーストリア、ベルギー、ブルガリア、カメルーン、コートジボワール、クロアチア、キプロス、チェコ共和国、デンマーク、エジプト、エストニア、フィンランド、フランス、ジョージア、ドイツ、ガーナ、ギリシャ、ハンガリー、ケニヤ、アイルランド、イスラエル、イタリア、ラトビア、レバノン、リトアニア、ルクセンブルク、マルタ、マヨット、モルドバ、モロッコ、オランダ、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、ルーマニア、レユニオン、ロシア、サウジアラビア、セルビア、スロバキア、スロベニア、スペイン、南アフリカ、スウェーデン、スイス、チュニジア、トルコ、アラブ首長国連邦、英国

アジア太平洋:オーストラリア、バングラデシュ、香港、インドネシア、日本、カザフスタン、韓国、ラオス、フィリピン、マレーシア、モンゴル、ミャンマー、ネパール、ニュージーランド、シンガポール、スリランカ、台湾、タイ”

引用元:https://help.instagram.com/321000045119159/?igb_blog_new_commerce_eligibility

以上がショッピング機能を導入するメリットと注意点です。注意点はいくつかありますが、それらに留意して導入することで得られるメリットは大きいです。

ショッピング機能の導入手順

ここからは実際にショッピング機能を導入する手順を紹介します。

1.Facebookページを作成

まずはFacebookページを作成します。(こちらの作業はInstagramではなくFacecbookで行います)

Facebookページとは、Facebook内に個人アカウントとは別に開設できるビジネス向けのページのことです。Facebookページの作成方法についてはこちらをご覧ください。

2.Instagramのアカウントをビジネスアカウントに設定

自社アカウントがビジネスアカウントでない場合、ビジネスアカウントへの切り替えが必須になります。ビジネスアカウントとは、ビジネスでInstagramを運用する方のために様々な機能が追加されたアカウントのことです。

ビジネスアカウントの切り替え方法については、こちらをご覧ください。

3.InstagramのビジネスアカウントをFacebook ページにリンク

次にプロフィール画面を開き、InstagramのビジネスアカウントをFacebook ページにリンクさせます。(こちらの作業はInstagramではなくFacecbookで行います)

・Facebookページ上の「設定」>「Instagram」を選択

・「アカウントをリンク」を選択>Instagramアカウントのユーザーネームとパスワードを入力>「ログイン」を選択

4.Facebook上でのショップ開設

こちらはInstagramアカウントと連携したFacebookページ側での作業となります。

・Facebookページの「設定」>「テンプレートとタブ」にて「ショップ」のスイッチをONにする

・「商品を販売」⇒「コマースマネージャに移動」をクリック

・スタート画面にて「次へ」を選択

チェックアウト(清算)方法で「他のウェブサイトでチェックアウト」を選択

※自社ECサイトを運営されている方は、こちらのチェックアウト(精算方法)をおすすめします。(自社ECサイトにカート機能がついている方は、Facecbookでチェックアウト情報を登録の手間が省けるというメリットがあります)。

5.タグ付けしたい商品を登録

実際に自社で扱う商品の登録をします。商品の登録方法がいくつかありますので、以下表を参照ください。

ショッピング機能商品の登録方法

自社に適した登録方法を選びましょう。

6.Instagramによる審査

「ショッピング機能を導入する際の注意点」で一部紹介したような審査の条件のもとで、Instagram運営側があなたのアカウントを審査します。審査完了まで待ちましょう。

7.Instagramの投稿にショッピングタグを追加

審査が完了し承認が下りたら、 ショッピング機能を使用できるようになります。

通常投稿にアカウントタグを付けるのと同じように商品タグをつけることが可能になります。

・フィード投稿・リール投稿・IGTVのショッピングタグ追加方法

投稿画面を開き、画像や動画を選択・編集する>「シェア」画面を開く>「製品をタグ付け」をタップ>シェア

・ストーリーズのショッピングタグ追加方法

「ストーリーズ」画面を開く>画像や動画を選択・編集する>スタンプアイコンをタップして製品スタンプオプションを選択>タグ付けする製品をカタログから選択>シェア

以上がショッピング機能の導入手順になります。手間のかかる作業ですが、ECの売上増加のためには重要な施策ですので、これを機会にぜひ導入を検討してみましょう。

ECの売上増加につながるショッピング機能のコツ

ここからは、実際にショッピング機能を使って投稿を作成する際や投稿する際にECサイトの売上につなげるための投稿のコツを紹介します。

(1)ショップで販売する商品ラインナップを増やし、ショップ内を回遊してもらう

まずはショップで販売する商品数を充実させることが非常に重要です。特にフォロワー以外のユーザーが投稿を見てプロフィールに移動してきた場合、商品数が少ないと離脱してしまう可能性が高まります。また、ECサイトのレコメンド機能のように、ある商品を見に来たユーザーに別の商品の訴求をすることも可能です。

商品ラインナップを増やし、ユーザーが見て回りたいと思うような魅力的なショップづくりを意識しましょう。

(2)コレクションを充実させ、ショップ内を回遊してもらう

ショッピング機能の中に「コレクション」という機能があります。「コレクション」とは、いくつかの商品を一つのフォルダにまとめることができる機能です。

例えば「〇月新商品」という名前のコレクションを作ることで、ユーザーに新商品をまとめて紹介することや、自社のシリーズ商品のコレクションを作ることで一つの商品に興味を持ったユーザーに同じシリーズ商品の情報を訴求することが可能です。

ショップや商品に関し興味関心を持ってアクセスしてくれたユーザーに多くの商品ページを閲覧させることで、ユーザーがショップ内に長く滞在する可能性が高まるため、扱う商品数がある程度ある場合はコレクションを作ることをおすすめします。

(3)InstagramライブをIGTVとして残し、商品タグをつける

Instagramライブでショッピング機能を使うことはできませんが、IGTVとして配信を残すことで商品タグをつけることが可能になります。

Instagramライブでは、企業アカウントの場合、商品紹介の配信を行うことが多く、実際にユーザーと交流しながら商品の訴求をすることが可能です。そのライブで興味喚起を促進しECサイトへの誘導することが有効的ですが、Instagramライブではショッピング機能が利用できないため、IGTV×ショッピング機能を活用することでECサイトへのスムーズな誘導を実現できます。

(4)ショッピング機能の付いた投稿を広告として発信する

ショッピング機能の付いた投稿を広告として発信することで、多くの人に商品を見てもらうことができます。広告費がかかってしまう施策にはなりますが、Instagramは精度の高いターゲティングの下で広告が配信されることや、少額の予算で出稿可能であることなどの特徴がありますので、一度検討してみることをおすすめします。

(5)ショッピングサイトを確認する

「インサイト」とは投稿に対するユーザーのアクションがデータとして得ることができるツールのことで、ショッピング機能と関連したものでは「商品タグをタップした回数」と「商品ページの購入ボタンをクリックした回数」が何回であるのかを確認することができます。

インサイトの確認方法に関しては、こちらで解説しています。

上記のようなデータを確認して、PDCAを意識したアカウント運営を行いましょう。

以上がショッピング機能を使って投稿を作成する際や投稿する際にECサイトの売上拡大を促進するための投稿のコツになります。これらのコツを意識し、ショッピング機能を使って投稿をしてみましょう。

企業アカウントのショッピング機能成功例

ここからは、実際にショッピング機能を使って企業アカウントがどのような投稿をしているのかを紹介していきます。自社の商品・サービス等と照らし合わせて、ヒントにして欲しいです。

(1)北欧、暮らしの道具店

北欧、暮らしの道具店
(引用:https://www.instagram.com/hokuoh_kurashi/reels/)

北欧、暮らしの道具店は、北欧デザインの日用品を販売するメディア・ECサイトです。Instagramアカウントでは、バイヤーのおすすめグッズ・新商品などを紹介しています。

どの投稿も自社の世界観がよく現れており、思わず商品タグをタップしてしまう投稿ばかりです。

(2)nosh(ナッシュ)

nosh
(引用 : https://instagram.com/nosh_fresh?igshid=MzRlODBiNWFlZA==)

nosh(ナッシュ)は糖質量や塩分量が控えめの冷凍宅配食を販売しているアカウントです。

ショップでは、「メインディッシュ」「スイーツ・パン」のコレクションがあり多くの商品が掲載されています。

実際の投稿では、商品の詳細な栄養価情報や食レポなどが掲載され、ショップへの導線も強化されています。

(3)LOWYA

LOWYA
(引用 : https://instagram.com/lowya_official?igshid=MzRlODBiNWFlZA==)

LOWYAはお洒落な家具・雑貨を扱うショップです。

Instagramのショップ内では「ラタン調シリーズ」「大人かわいいシリーズ」など、商品のコンセプトごとにカテゴライズされていることが特徴のアカウントです。

以上が、企業アカウントのリール動画成功例になります。自社でのリール動画作成の際の参考にしましょう。

まとめ

いかがでしょうか?この記事でご説明したショッピング機能のメリットや注意点、導入手順やコツなどを理解いただけたと思います。InstagramからECサイトへの集客を最大化するためにショッピング機能は非常に重要です。

是非この機会に導入し、自社ECサイトの売上増加につなげましょう。

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