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【楽天市場への出店検討者必見!】楽天市場の特徴や売上拡大の秘訣

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これからECサイトを開設する方で、大手ECモールの一つ、「楽天市場」への出店を検討している方もいらっしゃるのではないでしょうか。

楽天市場はその規模と人気、そして幅広いジャンルの商品群から多くのユーザーに利用されているECモールです。しかしその一方で、楽天市場の多様性から、運用方法や集客方法について不安に感じている方も多いと思います。そこで本記事では、利用者層や商材の特性、出店形式、ポイントシステムといった楽天市場の特徴から、イベントの活用やSEO対策といった売上げ拡大のためのポイントについて具体的にご紹介しますので、ぜひ最後までお読みいただき、楽天市場出店検討時の参考にしてください。

楽天市場の特徴

楽天市場の特徴

楽天市場はその名の通り楽天市場という商店街に「お店」を出店します。商品ページを高い自由度で独自性のあるデザインができるため、それぞれのショップで購入したという印象が強くなり、お店のファンを増やすことができます。出店プランは店舗に合わせて3種類から選択可能で、店舗の規模にあったプランを選択できます。 厳しい出店審査・販売審査を通過した商品しか販売ができないため、ユーザーから信頼されているモールといえます。

 

また、メルマガなど独自の集客も可能なため、店舗や商品の魅力を最大限に伝えて集客することが可能です。

さらに、楽天市場は商品の購入でポイントが付与され、会員ランクやイベントによってポイントの倍率も変わります。 楽天市場以外の実店舗でも楽天ポイントの付与・利用ができるため、ポイントを活用しているユーザーにとって楽天市場は非常に便利なショッピングモールといえます。

利用者層と商材の特徴

オンラインショッピングの利用でもっとも多いのが女性の35〜49歳の年代で、次いで男性の50歳以上という結果が出ています。このどちらも楽天の利用者が一番多く、ターゲットの年齢層が高い場合には楽天への出店がベターであるといえます。

楽天市場の利用者層
(参照元 : https://www.netratings.co.jp/news_release/2021/06/Newsrelease20210615.html)

楽天市場では、ファッション、食品、日用品・雑貨、家電をはじめ、幅広いジャンルの流通総額が伸びています。 その理由として、「楽天ポイントが貯まる・使える」という楽天市場のメリットがあるからです。

楽天市場の店舗数と流通総額
(参照 : https://ecnomikata.com/ecnews/34773/)

イベントやキャンペーンによる高い集客力

楽天市場ではセールイベントやキャンペーンが豊富にあります。定期的な開催されるキャンペーンやイベント話題になりやすく、モール自体の集客力もあるため、初めてECサイトを運営する方でも最初から一定の集客を見込みやすいのが特徴です。

メールマガジン

楽天のメルマガは店舗が独自で作成し、購入履歴のあるユーザーやメルマガ登録を行ってくれたユーザーに対して配信することができます。メルマガを定期的に配信することによってユーザーとのコミュニケーションの機会を増やすことが可能で一度きりの購入でなく継続的にリピーターとして購入をしてもらいやすくなっています。

ブランディングしやすい

楽天市場は店舗TOPページやカテゴリページ、商品ページなどを高い自由度で制作可能です。

そのため独自性のある店舗デザインでブランディングすることで、他社との差別化を図り、自店舗を覚えてもらうことができるメリットがあります。

ポイントシステムについて

楽天市場は出品している全ての商品の購入でポイントが付与されます。また会員ランクやイベントによってポイントの倍率も変動します。 楽天市場は楽天SPUの活用でポイントが貯まりやすく、楽天市場以外の実店舗でも付与・利用ができるため、ポイントを活用しているユーザーには楽天市場は便利なECモールといえます。

費用について

楽天市場の出店プラン
(参照 : https://www.rakuten.co.jp/ec/plan/?l-id=PC_cost_simulation_to_plan)

楽天の初期費用は60,000円です。また、プランごとによって月額出店料とシステム利用料が異なります。月額料金はプラン関係なく発生する費用ですので、利用料の支払いは必ず発生します。月商によって最適なプランが変わるので、年間どの程度の売上を見込んでいるのかを試算することが大切です。

楽天市場での売上拡大のポイント

楽天市場に出店している店舗数は5万件を超えています。楽天市場で売り上げを拡大していくためには、「楽天市場で露出を増やし、ユーザーに選ばれること」が必要不可欠になりますこの章では楽天市場で露出を増やし、ユーザーに選ばれる3つのポイントについてご紹介していきます。

ポイント①イベント活用

楽天市場には年に4回開催される「楽天スーパーSALE」や、ほぼ毎月開催の「お買い物マラソン」などのセールイベントが多く、イベント開催時にはECモール内に多くのユーザーが訪問します。 各セールイベントでは様々な特集ページが設置され、ユーザーの購買意欲を刺激する仕組みがとられています。また、楽天市場の特集ページ内に配置されているバナーのリンク先は「楽天サーチ」の検索結果画面であることも多いことが特徴であります。

出店者 は特集ページのリンク先ページへのキーワード対策を行うことで、特集ページを訪れたユーザーの獲得を図ることができます。

ポイント②SEO対策

楽天市場には、楽天市場独自の検索アルゴリズムがあり、商品名やキャッチコピー、商品説明文などの作り込みの度合いによって、自然検索ランキングに大きく影響を与えます。楽天で売上げを拡大させていくためには、購入意欲の高いユーザーを集める必要があります。そのためには楽天検索窓からのアクセス・集客が非常に重要になります。

楽天で、ユーザーがキーワード検索を実施した際、検索に影響があると見られる項目は下記があげられます。

1. 商品名(全デバイス共通)

2. PC &スマートフォン用キャッチコピー(検索時)

3. PC &スマートフォン用商品説明(検索時)

4. PC用販売説明文(検索時)

5. 商品属性

6. バリエーション設定

最も検索項目対象の中で最重要項目は「商品名」ですので、最優先で対策する必要があります。

 

多くのユーザーが検索する「ビッグワード」は非常に競合が多いため、売り上げ実績が高い商品が上位を占めていますが 「ミドル・スモールワード」は対策できていないショップが非常に多いため、ここを正しく対策すると非常に効果的です。ユーザーが商品検索をして見つけやすくするために、キーワードを入力した後に、「スペース」を打ち込むことで、楽天市場内でユーザーがよく検索するキーワードトップ10がサジェスト表示される機能があります。ユーザーがよく検索するキーワードは、検索表示の回数が多くなるので、まずは楽天のキーワードサジェスト機能で表示されるキーワードから優先的に対策を行うと良いでしょう。

例)

ビッグワード・・・「シャツ」

ミドル・スモールワード・・・「シャツ 無地 ホワイト」

ポイント③広告を使った集客

楽天市場の広告集客

楽天市場での売上拡大の効果的な施策として広告があげられます。その中でも大きく分けて2つの広告タイプがあります。それぞれの特徴を理解し、効果的な広告運用をしていくことが必要といえますので是非ご参考にしてください。

・掲載型広告

楽天トップページやジャンルのトップページ、 特集ページなどに掲載される広告です。その中でも「楽天市場広告」「特別大型企画」の2つの広告に分けられます。

どちらも費用は枠購入時に決まっており、成果が保証されないため、効果のいい良い枠を見極めて選べるかどうかがポイントです。

1. 楽天市場広告

入稿すれば必ず掲載されることや、多くのユーザーの目に止まるためブランドや商品の認知度を上げやすいというメリットがあります。一方で、 ターゲットを絞れないため、購入に繋がりにくく費用対効果を合わせるのが難しい点や、上位枠を獲得しないとクリックされにくいデメリットがあります。

2. 特大型広告

多くの広告予算をかけることができる売上実績のある店舗向けの広告です。 その中でも、 「大口予算枠」 「超目玉枠」の2つに分けられます。「大口予算枠」は、スーパーセールやお買い物マラソンなど、 一定期間中に200万円以上の広告枠を購入する店舗だけしか申請できない広告です。「超目玉枠」は楽天のイベントを盛り上げるための協賛商品が掲載される、「広告費がいっさいかからない」広告です。例えば、30%オフなど一定の条件を満たしていれば、無料で掲載します、という交換条件で成り立っているのが超目玉枠です。 しかし、条件を満たせば必ず掲載されるわけではなく、 売上実績などで楽天が選んで表示させるため表示されない可能性もあります。

・運用型広告

「RPP広告」「クーポンアドバンス広告」「CPA広告」「TTA広告」など様々な広告があります。 クリックやクーポン取得、CVなど 成果に応じて費用が発生するのが特徴です。

1. RPP 広告

RPP広告はユーザーの検索結果ページに表示される検索連動型広告です。ユーザーが検索したキーワードとマッチした商品を 「商品名」「キャッチコピー」「商品説明文」から 楽天が自動的に表示させる仕組みになっています。  RPP広告枠は、パソコンは上位3枠、スマートフォンは上位5枠と決まっており、 この枠に表示させることによって商品ページへの流入数の増加と、それに伴う購入数の増加が期待できます。

2. クーポンアドバンス広告

ユーザーが広告をクリックすると自動的にクーポンが取得できるので、コンバージョンに繋がりやすくなるのが特徴です。 楽天トップページやジャンルのトップページ、検索結果ページなど 多くの面に検索履歴などからパーソナライズして配信されます。クーポンが使えるのでユーザーにとって購入のハードルが下がるため、広告の費用対効果が高くなりやすいことがクーポンアドバンス広告の特徴です。成果報酬型広告ではありますが、購入の有無に関わらずクーポン取得ごとに課金されるので注意が必要です。

3. 楽天CPA広告(効果保証型広告)

CPA広告は、広告から購入されるごとに課金される広告です。楽天トップページやジャンルページに掲載されますが、ランダムで掲載されてしまう点がデメリットです。入稿作業が不要で、好きなタイミングで広告配信のスタート、ストップができることがメリットです。

4. TDA広告

TDA広告はターゲティングディスプレイ広告の略であり店舗側が設定した場所にバナー広告を配信できる広告です。広告の表示回数によって予算を消化していくため課金型広告といえます。楽天市場内のみで配信されるため、買い物をしにきているユーザーに対して効率的に広告を表示させることができます。

また、上記の広告運用以外にも、楽天アフィリエイト機能があります。楽天市場内で販売している商品をパートナー(個人・法人)が紹介し、売上が発生した場合にその事業者に報酬を支払うアフィリエイトサービスです。

アフィリエイトサービスに登録したパートナー自身が保有するブログやウェブサイト、SNSなどで商品を紹介して購入に結びついた場合にのみ報酬が発生します。 この楽天アフィリエイト機能を積極的に活用することで、商品へのアクセスが増え、お店の売り上げアップを期待することができます。

まとめ

いかがでしたでしょうか。楽天市場は、集客力や認知度が高い一方、競合店舗が多いECモールでもあります。競合店舗との差別化を図れないと埋もれてしまいやすく、楽天のメリットを活かすことができなくなってしましいます。

自社のオリジナリティをしっかり出していくと共に、売上拡大のためのさまざまな施策を効果的に駆使していくことで楽天市場での売上拡大を見込むことができます。

ぜひ本記事を参考にしていただき、楽天市場出店検討の参考材料として役立ててください。

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