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Googleショッピング広告最適化のポイントを徹底解説!

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 Googleショッピング広告とは、Googleの検索結果に表示される広告の一種で、購入意欲の高いユーザーを効果的に引き寄せられるなどのメリットがあることから、ECサイトを運営している方は是非とも活用しておきたい広告です。運用の際には、データフィードを最新の情報に更新しておくことや、データフィードの情報を充実させておくことが重要になります。この記事では、Googleショッピング広告がどのような広告で、どのようなメリットがあり、運用の際どういう点を最適化すれば良いのかを詳しくご説明いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。

Googleショッピング広告とは

リスティング広告よりも目立ち、クリックされやすい

・Googleショッピング広告掲載場所

Googleショッピング広告掲載場所
(画像引用元:https://support.google.com/google-ads/answer/6275294?hl=ja

 Googleショッピング広告は、ユーザーの検索結果に連動して表示される「検索連動型広告」の一種で、検索結果画面上部やショッピングタグに表示される広告です。商品の写真や価格と共に表示され、リスティング広告よりも上に表示されることから、クリックされやすいというメリットがあります。 また、実際にクリックされて初めて費用が発生することや、ECサイトを運営している人・企業しか利用できないことから、リスティング広告よりも競合が少なく、クリック単価を抑えやすいというメリットもあります。

購入意欲の高いユーザーを効果的に引き寄せられる

購入意欲の高いユーザーを効果的に引き寄せられる

 Googleショッピング広告は、ユーザーが『スマホケース 青(※例1)』『○○(ブランド名) ワンピース(※例2)』などと入力した場合に、検索結果に広告が表示されます。

※例1・・・特定のブランドへのこだわりはないが、いろんな商品を見比べて気に入ったものを見つけたい層(準顕在層)
※例2・・・買いたいブランドは決まっていて、その中から気に入ったものを見つけたい層(顕在層)

上記のような、購入意欲が高い状態にある層(準顕在層、顕在層)を効果的に商品ページへ誘導できるため、ECサイトを運営している場合は、積極的に活用するようにしましょう。

データフィードについて

 Googleショッピング広告は、商品情報(データフィード)の登録が必須であり、ユーザーが検索した語句とデータフィードを照らし合わせ、関連性が高いと判断された商品がショッピング広告に表示される仕組みです。

 また、表示される広告は、データフィードに登録した商品タイトルや商品画像から生成されることから、データフィードはGoogleショッピング広告にとって非常に重要です。そのため、ユーザーの検索意図に合わせた商品タイトルや商品情報を登録しておくと、Googleに「質の高い広告である」とみなされ、掲載機会が増え、インプレッションが増えます。それでは一体どのような商品タイトルや商品情報にすれば良いのでしょうか?詳しくは次項で説明いたします。

Googleショッピング広告最適化のポイント

商品データフィードを常に最新の情報に更新

 商品データフィードは、常に最新の情報に更新しておくようにしましょう。実際には在庫がないのにもかかわらず、広告上では「在庫あり」になってしまっていると、広告をクリックしたユーザーからショップへの不信感を抱かせてしまいます。

商品データフィードの情報を充実させる

・title [商品名]をリッチに

商品データフィードのポイント:title [商品名]をリッチに
(画像引用元:https://support.google.com/merchants/answer/6324415?hl=ja&ref_topic=6324338

 title [商品名]は、文字数制限の150字をできるだけ活用し、商品についてなるべく具体的に、明確に記載するようにしましょう。以下のような情報を盛り込んでおくと、ユーザーの目に止まりやすくなり、クリック率の向上に繋がります。

・色 
・サイズ
・年齢層 
・性別
・ブランド
・関係する季節行事(母の日、父の日など)

また商品名には、価格やセール価格、販売期間、送料、配送日などは記載しないようにしましょう。これらの情報は、セール価格 [sale_price]など、他の属性に設定することが出来ます。

・セール価格 [sale_price]

商品データフィードのポイント:セール価格 [sale_price]を設定
(画像引用元:https://support.google.com/merchants/answer/6324471

 セールを実施する際には、セール価格 [sale_price]属性を設定するようにしましょう。セール価格が現在の価格として表示されるため、ユーザーがお得に感じ、購入されやすくなります。元の価格とセール価格が一定の条件を満たす場合には、元の価格とセール価格が一緒に表示され、どれくらい割り引かれているのかが分かるようになります。また、「セール」というラベルが広告上に表示されるため、クリック率の向上が期待できます。

・送料 [shipping]

商品データフィードのポイント:送料 [shipping]を設定
(画像引用元:https://support.google.com/merchants/answer/6324484

 送料 [shipping]属性を使用することで、商品の送料を表示することが出来ます。送料無料の場合はもちろんユーザーから購入されやすくなりますし、送料がかかる場合でも、他社より送料が安ければ購入されやすくなりますので、送料についても明記しておくようにしましょう。

(参考:Googleショッピング広告 商品データ属性一覧
https://support.google.com/merchants/answer/7052112?hl=ja

商品評価プログラムを利用する

商品評価プログラム
(画像引用元:https://support.google.com/merchants/answer/6059553?hl=ja

 商品評価プログラムとは、商品の評価やレビューを広告に表示できる機能のことです。商品の評価は1〜5段階の★で表示され、レビュー総数と共にショッピング広告と無料の商品リスティングに表示されます。ユーザーは広告をクリックすることでレビューを読むことが出来ます。
 評価が高い商品や、レビューが充実している商品が、よりユーザーに興味を持ってもらいやすくなり、商品の情報収集や購入の意思決定にも役立つようになるため、ぜひ利用してみるようにしましょう。

無料リスティングを利用する

 無料リスティングとは、その名の通り、無料で商品をショッピングタブに掲載できるサービスのこと。有料広告よりは掲載が下になってしまいますが、単価が低く広告費をかけたくないような商品もショッピングタブに表示できるようになるため、ぜひ活用するようにしましょう。
 無料リスティングでは、入札の強弱が影響しないため、ユーザーが検索した語句と商品が「関連性が高い」と判断された場合により上位に表示されます。そのため、上述したようにデータフィードをリッチにしておくことで、上位への表示が見込めます。

除外キーワードを設定する

 Googleショッピング広告は、キーワードを設定したり、掲載先を選んだりすることはできませんが、除外キーワードを設定しておくことが出来ます。
 購入率の低いキーワード(例えば高級ジュースを売っている場合、『ジュース 激安』などのキーワード)を除外設定しておくことで、余計な広告費をかけなくて済むようになるため、ぜひ設定しておくようにしましょう。

商品グループをわけて入札を行う

 獲得効率を高めるためには、商品グループを分けて、グループごとに入札強弱をつけることが重要です。
『カスタムラベル 0 [custom_label_0]~カスタムラベル 4 [custom_label_4]』を活用することで、商品にフィルタをかけ、グループごとにレポートを確認したり、入札したりすることが出来ます。
 例えば、「季節限定」「在庫処分」のようなラベルをつけて、それぞれのグループごとに入札強弱をつけることができるため、うまく活用してみるようにしましょう。

商品ページを最適化する

商品ページ最適化

 広告だけ最適化して充実させても、肝心の商品が売れなければ意味がありません。そのため、広告だけでなく、自社のECサイトの商品ページも忘れずに最適化しておくようにしましょう。Googleショッピングから初めて自社の存在を知った方にも安心して購入してもらえるよう、写真や説明文、購入者の声など、購入の後押しができるような商品ページにしておくことが重要です。

まとめ

 いかがでしたか?Googleショッピング広告がどのような広告で、どのようなメリットがあるのかがお分かりいただけましたでしょうか。常にデータフィードを最適化するのは、時間も手間もかかってしまい大変だと思われるかもしれませんが、より効果的な広告配信が可能になるため、ぜひ定期的に見直すようにしましょう。

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