ECサイトでレビューを集める方法とレビューの重要性について解説!
- ECサイト全般
ECサイトを運営しているが、なかなかレビューが集まらない。レビューが何の役に立つのかわからない。そんなお悩みはありませんか?この記事では、ECサイトにおけるレビューの重要性、レビューを集める方法、レビューを集める際の注意点について説明いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
ECサイトにおけるレビューの重要性
ECサイトにおけるレビューの重要性については、以下のような点が挙げられます。
・商品やECサイトの信頼性を高め、購入の決め手になる
・商品情報の補足
・SEO対策になる
・SNSなどでの二次拡散に繋がりやすい
・サイトのUX改善や商品企画の改善に活かせる
レビュー機能を追加することでユーザーの購入の後押しになるだけでなく、実は企業側にもたくさんのメリットがあります。以下で詳しく説明させていただきますので、ぜひご覧ください。
商品やECサイトの信頼性を高め、購入の決め手になる
ECサイトにレビューが記載されていると、商品やECサイトの信頼性を高め、ユーザーの購入の決め手になります。その理由としては、ECサイトでは商品を手に取れないことからユーザーは口コミ(レビュー)参考にせざるを得ないことが挙げられます。
上記の株式会社情報通信総合研究所のデータでも、消費者がレビューを参考にしている割合が全年代において高いことがわかります。特に年齢が若い方ほど『かなり参考にする』の割合が高くなっています。また最近では、SNSで商品名を検索して実際に使用している人の口コミを見てから購入する若者も増えています。
上記のグラフからは、ユーザーがレビューを読む上で重視している点がわかります。情報量が多いこと、情報が新しいこと、情報の信頼度(ある程度の人数がいい評価をしていること)が重要であることが分かります。
上記は、レビューを読んで購入する商品を決定した経験があるかのグラフです。このグラフからも全世代において、レビューが購入の後押しをしていることが分かります。そのため基本的にはどの商品ページにもレビュー機能を搭載し、時にはレビューを集めることが重要です。レビューを集める具体的な方法については後述いたします。
商品情報の補足
レビューを商品ページに掲載すると、商品情報を補足することが出来ます。実際に商品を購入したユーザーのレビューを使用することで、企業が気づかなかった視点から商品の良さをアピールすることが出来ます。また、企業が一方的に商品の良い点ばかりアピールをするよりも、一般の方のレビューの方が信頼を得やすくなり、購入を検討している人の後押しがしやすくなります。
SEO対策になる
意外に思われるかもしれませんが、ECサイトに口コミを追加すると、SEO対策にもなります。商品ページをGoogle検索で上位に表示させるには質の高い情報を増やすことが大切ですが、ユーザーが投稿するレビューは優良コンテンツとしてGoogleから評価されます。また、レビューに含まれるキーワードからロングテールワードで上位表示される可能性が高まります。更に、参照されたレビューに商品ページへの被リンクが貼られることでページ評価も高まります。
SNSなどでの二次拡散に繋がりやすい
ECサイトの商品ページにレビューしてもらうだけでなく、SNSでの口コミ投稿を促すことで、SNSでの二次拡散に繋げることも出来ます。Twitterなどで口コミがリツイートされると、短時間で多くのユーザーにレビューを見てもらうことができ、商品の認知拡大に繋がります。
サイトのUX改善や商品企画の改善に活かせる
レビューはサイトのUX改善や商品企画の改善にも活かせます。例えば食品の場合、『こういう点を改善したらもっと美味しくなりそう』『こういう味のバージョンも食べてみたい』などのレビューがあると、商品企画に活かせます。また自社ECサイトの場合は、『メニューが使いづらい』『商品が探しづらい』などのレビューがサイトのUX改善に活かせます。獲得したレビューにはなるべく目を通し、改善につなげられないか、新商品の企画に繋げられないかを確認しておくのが良いでしょう。
レビューを集める方法
レビューは、入力する場所を用意して待っているだけではなかなか集まりません。レビューを集める方法は様々ですが、代表的なものを紹介させていただきます。
購入後のサンクスメール、フォローメールで依頼
まず取り入れやすい方法としては、購入後2〜3日後を目安に、商品購入のお礼とともに、『商品の使い心地はいかがでしょうか?』といったようなフォローメールを送り、その中でレビューのお願いをすると言う方法です。この方法なら、違和感なくレビューを促すことができるだけでなく、店舗からの心遣いを感じることができ、購入者もレビューをしてみようと言う気持ちにさせることが出来ます。
商品配送時に口コミ(レビュー)記載の依頼資料を同梱する
商品を梱包する際に、『レビューをお願いします』といった内容の紙を同梱しておくのもおすすめです。 ただ依頼を記載するだけでなく、商品購入のお礼とともに記載するのが丁寧です。またレビューすると割引券が発行されるなど、購入者にメリットがあるようにすることで更にレビューを書いてもらえる可能性が高まるでしょう。
口コミ(レビュー)を記載しやすいサイト、ページにする
サイトをレビュー記載しやすいサイトにしておくことも非常に重要です。レビューを書くのはユーザーにとっては面倒な作業で、一度書こうと思ったとしても記入欄が多すぎると途中でやめてしまう人も出てきてしまいます。色々と聞きたくなってしまう気持ちは分かりますが、『星の数、名前、商品への感想』などできるだけ入力箇所は少なくしておくのが良いでしょう。
レビューキャンペーンを実施する
より効果的にレビューを集めるためには、レビューキャンペーンを実施するのがおすすめです。レビューキャンペーンとは、レビューを記載してくれた方へ割引券を配布するなど、購入者にとって魅力的な特典を用意するキャンペーンのことです。ただし、特典が魅力的でないとレビューが集まり辛かったり、割引券目的で適当なレビューを書かれてしまったりすることもあるので、キャンペーンの内容については期間限定にするなどよく考えてから行うようにしましょう。
ユーザーインタビューを実施する
より詳しいレビューが欲しい場合には、ユーザーインタビューを実施するのも良いでしょう。商品のファンの方にインタビューを実施し、コンテンツとしてサイトに掲載しておくことで、例えば高額な商品など口コミだけでは購入を躊躇ってしまう方の購入を後押しすることが出来ます。自社でインタビューすることが難しい場合には、外部の業者に委託することも可能です。
SNSを使う
公式SNSを運用し、SNS上で口コミを促すようなキャンペーンを行うのもおすすめです。SNSを活用する際には、必ず専用のハッシュタグを作成し、レビューを投稿してくれたユーザーを探しやすい状態にしておきましょう。専用のハッシュタグを作成したら、『#○○をつけて投稿したユーザーの中から○○名にプレゼント』等のキャンペーンを行います。集まったレビューはリツイートやリポストを行い、交流を取るようにしましょう。すると他のユーザーも『公式アカウントに紹介されたい』と思い、レビューを投稿してもらいやすい状態になります。
レビューを集める際の注意点
レビューを集める際には、注意したい点が3つあります。以下で順に紹介させていただきます。
法律やルールを守る
まず、当たり前のことですが、商品のレビューを集める際には法律やルールを守るようにしましょう。
例えば商品ページに、自作自演で『とても良い商品でした』というようなレビューをあたかも購入者が投稿したように見せることは違法です。 商品レビューを掲載する際は必ず実際に商品購入したユーザーのレビューを使用し、レビューの内容が法律やルールに則った内容かを確認してから掲載するようにしましょう。
誤ったレビューは適宜削除する
次に、誤った情報が書かれているレビューは適宜削除するようにしましょう。例えば、根拠がないのにもかかわらず『このサプリを飲むと絶対痩せる!』等書かれているレビューは、優良誤認と捉えられ、法律違反となり国から措置命令が出てしまうこともあります。また大手ECモールで商品を出品している場合、罰則を受ける場合もありますので、実際に購入した方のレビューであっても、優良誤認と捉えられるような内容が書かれていないかを適宜チェックするようにしましょう。
低評価のレビューやネガティブコメントへの対応
また、もし低評価のレビューやネガティブなコメントがついてしまっても、削除してはいけません。高評価のレビューだけを残したり、高評価の自作自演レビューをしたりして、評価の印象操作をすることは違法になります。荒らし等の不適切なコメント以外は削除せずそのまま掲載し、商品のメリットデメリット等もしっかり理解していただいた上でユーザーに商品を購入してもらうようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?レビュー機能の重要性、レビューの集め方、レビューを集める際の注意点についてお分かりいただけましたでしょうか。レビューはユーザーの購入につながるだけでなく、企業側にもサイトや商品改善に活かせるというメリットがあります。ぜひこの記事を参考にレビューを集めていただき、レビューを活用して売り上げアップに繋げてください。