ECマーケティングの
基礎から応用まで学べるメディア

Web広告

category-advertising

HOME > EC運営 > Web広告 > 【今からFBIG広告を始めたい方必見】Facebook/Instagram広告のフォーマット種類と特徴、選定ポイントを徹底解説!

【今からFBIG広告を始めたい方必見】Facebook/Instagram広告のフォーマット種類と特徴、選定ポイントを徹底解説!

  • Web広告

今からFacebook/Instagram広告(以下、FBIG広告)を始めたいと思い、この記事をご覧の皆さまは、FBIG広告の配信形式(フォーマット)に種類があるのはご存知でしょうか?効果の高い広告を配信するためには、自社の訴求目的にあったフォーマットを選定する必要があります。そのためには、各フォーマットの特徴を理解することが重要であるため、この記事ではFBIG広告の各フォーマットの種類と特徴を解説し、フォーマットの選定ポイントまでご説明いたします。

なお、「そもそもFBIG広告とは?」といったFBIG広告の基礎概要情報については、こちらの記事でご紹介しておりますので、併せて是非ご確認ください。

FBIG広告の配信形式(フォーマット)の種類

Facebook/Insragam広告
(引用元: https://www.facebook.com/business/help/388369961318508?id=1240182842783684

 

FBIG広告における「フォーマット」とは、広告の「形式」や「型」を指します。FBIG広告の基本構成は上図のように、「クリエイティブ(画像や動画)」と「テキスト」で構成されます。ただし、FBIG広告のクリエイティブ構成は、1枚のみではなく、複数枚使用できたり、グリッド状に表示できたりと、配信方式(フォーマット)にも種類があります。そこで、以下では現在利用可能であるフォーマット5種類を一覧でまとめ、詳しくご説明します。

配信形式(フォーマット) 特徴 利用すべき事業者の方
 

画像広告

1枚の画像とテキストで構成

素材準備の手間が少なく、手軽に始められる

FBIG広告を始めて配信する方

商品・サービス情報の種類が多く、クリエイティブの種類を多く配信したい方

 

動画広告

動きと音声の活用が可能

画像広告よりもより多くの情報を伝えることができる

画像だけでは魅力が伝わりすらい商材を取り扱っている方

音声を利用して商品・サービスの魅力を訴求したい方

 

 

カルーセル広告

最大10枚のクリエイティブで構成可能

各クリエイティブごとに異なるリンクが設定できる

複数の商品・サービスを1つの広告で訴求したい方

複数の商品・サービスの使用方法など、順を追った内容を訴求したい方

1つの商品・サービスの魅力を情報量多く訴求したい方

コレクション広告 商品カタログのように広告を表示することが可能

ECサイトを閲覧しているような体験をユーザーに提供できる

商品・サービスの種類が多く、カタログのように商品・サービスを紹介したい方

現在サイト内に流入しているユーザーの利用デバイスのうち、スマートフォン比率が高い方

 

インスタントエクスペリエンス広告

スマートフォン限定のフォーマット

1枚のページで広告を表示させることができ、LPとして活用可能

動画広告やカルーセル広告よりも情報量を多く掲載したい方

手軽にLPを導入してみたい方
現在サイト内に流入しているユーザーの利用デバイスのうち、スマートフォン比率が高い方

 

画像広告

「画像広告」とは、1枚の画像とテキストというシンプルな構成のフォーマットです。

 

Facebook/Instagram広告における画像広告
(引用元: https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/image/facebook-feed

画像広告の特徴

画像広告は、「1枚の画像」と「テキスト」というシンプルな構成であることから、その他フォーマットと比較して、素材準備の手間が少ない ことが特徴です。そのため、最も手軽に始めやすく、多くの企業が採用しているフォーマットです。

また、画像広告では、FBIG広告が配信可能である全媒体(Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network)に対応しているため、幅広い媒体で広告を配信できることも特徴の1つです。

※Audience Network
Meta社と連携しているスマートフォンサイト・アプリの総称です。
例えば、Gunosyや東洋経済オンラインなどのニュースサイトや、食べログやRettyなどのグルメレビューサイトなどが配信先として含まれています。

利用可能な配置

画像広告では、以下の配置で広告を掲載することが可能です。配置場所によってクリエイティブサイズが異なるため、幅広い配置で広告を配信したい場合には、以下のクリエイティブサイズでクリエイティブを準備しましょう。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network クリエイティブサイズ
 

 

 

 

 

配置

 

右側広告枠

検索結果

 

 

 

 

1.91:1

 

1,200×628

フィード

Marketplace

動画フィード

インストリーム動画

ビジネス発見

プロフィールフィード

フィード

発見タブ

発見ホーム

 

 

 

 

動画リワード

 

 

1:1

 

 

1,080×1,080

ストーリーズ

リール

 

ストーリーズ

 

ストーリーズ

ネイティブバナー

インタースティシャル

 

9:16

 

1,080×1,920

 

制作要件

画像広告を利用する場合には、以下の要件にて制作します。ただし、各掲載場所やデバイスによって、表示方法が異なります。そのため、どのように広告がユーザーに表示されるのかは、広告入稿時に広告プレビューで必ず確認しましょう。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network
画像のファイル形式 JPGまたはPNG
画像の最大ファイルサイズ 30MB
メインテキスト 125文字以内
見出し 27文字以内 40文字以内
説明文 27文字以内 18文字以内 30文字以内

 

画像広告を利用すべき事業者の方

画像広告は、以下のような事業者の方におすすめです。

・FBIG広告を初めて配信する方
・商品・サービスの訴求軸が多く(セール情報、新商品情報、イベント情報など)、クリエイティブの種類を多く配信したい方
・商品・サービスの訴求軸が多く(セール情報、新商品情報、イベント情報など)、クリエイティブの種類を多く配信したい方

動画広告

「動画広告」とは、1つの動画とテキストというシンプルな構成のフォーマットです。ユーザーが見ている画面内に広告が表示されると、自動で動画が再生されます。

Facebook/Instagram広告における動画広告
(引用元: https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/video

動画広告の特徴

フォーマットの構成は画像広告と似ていますが、動画の方が画像と比較して、より多くの情報をユーザーに伝えることが可能です。また、商品やサービスの特徴を紹介する際に、「動き」と「音声」を活用できるため、ユーザーの目を惹きつけやすいことも特徴です。

画像広告と同様、動画広告もFBIG広告が配信可能である全媒体(Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network)に対応しているため、幅広い媒体で広告を配信することが可能です。

利用可能な配置

動画広告は以下の配置で広告を掲載することが可能で、利用可能な配置は画像広告と似ています。ただし、画像広告と同じ配置で掲載したい場合でも、クリエイティブサイズが異なることには留意が必要です。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network クリエイティブサイズ
 

 

 

 

 

 

 

 

 

配置

 

 

 

右側広告枠

1.91:1 1,200×628
インストリーム動画 16:9 1,920×1,080
検索結果

ビジネス発見

1:1 1,080×1,080
 

フィード

Marketplace

動画フィード

プロフィールフィード

フィード

発見タブ

ショップ

 

 

 

 

 

 

4:5

 

 

1,080×1,350

 

ストーリーズ

リール

 

ストーリーズ

リール

 

ストーリーズ

ネイティブバナー

インタースティシャル
動画リワード

 

9:16

 

1,080×1,920

制作要件

動画広告を利用する場合には、以下の要件にて制作します。利用する配置によっては1時間以上の長尺動画も出稿可能であるものの、最後までユーザーに動画を見てもらうためには、15秒以内にまとめるのがおすすめです。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network
動画の長さ 240分以内(15秒を推奨) ストーリーズ:15秒以内

フィード:120秒以内

120秒以内
動画のファイル形式 GIF、MOV、MP4を推奨
動画の最大ファイルサイズ 4GB
メインテキスト 125文字以内
見出し 40文字以内 40文字以内
説明文 27文字以内 30文字以内

動画広告を利用すべき事業者の方

動画広告は、以下のような事業者の方におすすめです。

・画像だけでは魅力が伝わりづらい商品・サービスを取り扱っている方(商品使用時の動きを見せたい、利用シーンを見せたいなど)
・「音声」を利用して商品・サービスの魅力を訴求したい方(楽器の演奏を流したい、解説の音声を入れたいなど)

カルーセル広告

カルーセル広告とは、複数のクリエイティブを組み合わせて広告を構成することができるフォーマットです。 ユーザーが横にスライド操作を行うことで、一連のクリエイティブを見せることができます。

Facebook/Instagram広告におけるカルーセル広告
(引用元: https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/carousel/facebook-feed

カルーセル広告の特徴

カルーセル広告では、最大10枚のクリエイティブを組み合わせて広告を構成することができます。そのため、商品・サービスの情報を画像広告より多く伝えることが可能です。また、クリエイティブの表示順は任意で設定可能であるため、商品・サービスの特徴を訴求するだけではなく、使用方法や開発ストーリーなど順を追った訴求にも活用できます。さらに、FBIG広告のカルーセル広告では、各クリエイティブに異なるリンク先を設定することができるため、クリエイティブごとに集客したいユーザーを誘導することが可能です。

利用可能な配置

カルーセル広告では、以下の配置で広告を掲載することが可能です。画像広告や動画広告と同様に、 FBIG広告が配信可能である全媒体(Facebook、Instagram、Messenger、Audience Network)に対応しています。ただし、画像広告や動画広告と同じ配置で掲載したい場合、クリエイティブサイズが異なること配置があるには留意が必要です。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network クリエイティブサイズ
 

 

 

 

 

配置

フィード

Marketplace

動画フィード

検索結果

ビジネス発見

右側広告枠

ストーリーズ

リール

 

プロフィールフィード

フィード

発見タブ

ショップ

 

 

 

ストーリーズ

 

ネイティブ

バナー

インタースティシャル

動画リワード

 

 

 

1:1

 

 

 

1,080×1,080

ストーリーズ 9:16 1,080×1,920

制作要件

カルーセル広告を利用する場合には、以下の要件にて制作します。ただし、各掲載配置やデバイスによって、表示方法が異なります。そのため、どのように広告がユーザーに表示されるのかは、広告入稿時に広告プレビューで必ず確認しましょう。

媒体 Facebook Instagram Messenger Audience Network
クリエイティブの

最小枚数

 

2

クリエイティブの

最大枚数

10 ストーリーズ:3

フィード:10

10
アスペクト比 1:1 ストーリーズ:9:16
フィード:1:1
1:1
 

 

解像度

 

 

1080✕1080ピクセル

ストーリーズ:1080✕1920

ピクセル

フィード:1080✕1080

ピクセル

 

 

1080✕1080ピクセル

 

画像のファイル形式 JPGまたはPNG
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画の長さ 240分以内(15秒を推奨) ストーリーズ:15秒以内

フィード:120秒以内

c120秒以内
動画のファイル形式 GIF、MOV、MP4を推奨
動画の最大ファイルサイズ 4GB
メインテキスト 125文字以内
見出し 32文字以内 40文字以内 32文字以内 40文字以内
説明文 18文字以内 18文字以内 20文字以内

カルーセル広告を利用すべき事業者の方

カルーセル広告は、以下のような事業者の方におすすめです。

・複数の商品・サービスを1つの広告で訴求したい方
・商品・サービスの使用方法や開発ストーリーなど、順を追った広告内容を訴求したい方
・1つの商品の魅力を情報量多く訴求したい方

コレクション広告

「コレクション広告」とは、メインビジュアル(カバー画像/カバー動画)とその下に複数枚のクリエイティブがグリッド状のレイアウトで表示される広告フォーマットです。

Facebook/Instagram広告におけるコレクション広告
(引用元: https://www.facebook.com/business/ads-guide/update/collection/instagram-feed

コレクション広告の特徴

コレクション広告は、メインビジュアル(カバー画像/カバー動画)とその下に複数のクリエイティブで構成されるため、「商品カタログ」のように広告を配信することができます。複数枚のクリエイティブを利用して広告配信できるフォーマットは「カルーセル広告」もありますが、カルーセル広告はユーザーがスライド操作をしないと一連のクリエイティブは閲覧できません。ただし、「コレクション広告」ではユーザーによるスライド操作は不要であり、一度に複数枚のクリエイティブが表示されるため、ユーザーの視認性が高くなる特徴があります。

また、ユーザーがコレクション広告をクリックすると、後述する「インスタントエクスペリエンス広告」と呼ばれる、画面上でフルスクリーンでの表示方法に切り替わります。フルスクリーンで商品名や価格などを表示することができるので、より商品について詳しく訴求することができ、ECサイトを閲覧しているような体験をユーザーに与えることが可能です。ただし、インスタントエクスペリエンス広告はスマートフォン限定のフォーマットであるため、インスタントエクスペリエンス広告を利用するコレクション広告も、スマートフォンユーザーのみが広告配信対象となることには留意が必要です。

利用可能な配置

コレクション広告では、以下の配置で広告を掲載することが可能です。 コレクション広告が配信可能である媒体はFacebook、Instagramのみであり( Messenger、Audience Networkは配信不可)、利用可能な配置にも制限があることには留意が必要です。

媒体 Facebook Instagram クリエイティブサイズ
配置 フィード
動画フィード
フィード
ストーリーズ
1:1 1,080×1,080

制作要件

コレクション広告を利用する場合には、以下の要件にて制作します。ただし、各掲載配置によって、テキストやクリエイティブの表示方法が異なります。そのため、どのように広告がユーザーに表示されるのかは、広告入稿時に広告プレビューで必ず確認しましょう。

媒体 Facebook Instagram
画像のファイル形式 JPGまたはPNG
画像の最大ファイルサイズ 30MB
動画のファイル形式 GIF、MOV、MP4を推奨
動画の最大ファイルサイズ 4GB
メインテキスト 125文字以内
見出し 40文字以内
最低限必要な商品数 4

コレクション広告を利用すべき事業者の方

コレクション広告は、以下のような事業者の方におすすめです。

・商品・サービスの種類が多く、カタログのように商品・サービスを紹介したい方
・現在サイト内に流入しているユーザーの利用デバイスのうち、スマートフォン比率が高い方

インスタントエクスペリエンス広告(旧キャンバス広告)

「インスタントエクスペリエンス広告」とは、ユーザーが広告をクリックするとフルスクリーンで画面に表示され、1枚のLP(ランディングページ)のようにクリエイティブやテキストなどを組み込むことができる広告フォーマットです。

Facebook/Instagram広告におけるインスタントエクスペリエンス広告(旧キャンバス広告)
(引用元: https://www.facebook.com/business/help/183469315334462?id=1633489293397055&helpref=faq_content

インスタントエクスペリエンス広告の特徴

インスタントエクスペリエンス広告は、単体で使用するフォーマットではなく、他フォーマット(画像/動画/カルーセル/コレクション)と掛け合わせて使用するフォーマットです。また、インスタントエクスペリエンス広告はスマートフォン限定のフォーマットであるため、画像/動画/カルーセル/コレクション広告と併用した場合には、スマートフォンユーザーのみが配信対象となることには留意が必要です。

インスタントエクスペリエンス広告以外のフォーマットでは、広告をクリックすると設定しているリンク先へ遷移しますが、インスタントエクスペリエンス広告ではリンク先へ遷移する前に、クリエイティブやテキストを組み合わせた1枚のページが表示されます。そのため、ユーザーがリンク先へ遷移する前に、より多くの情報を伝えることができます。また、リンク先の表示速度が多い場合、ユーザーの離脱リスクが高まる恐れがありますが、インスタントエクスペリエンス広告では別ページへ遷移せずにLPのようなページを表示させることができるため、ユーザーの離脱リスクを軽減することが可能です。

さらに、通常LPを作成する場合にはある程度の工数がかかりますが、インスタントエクスペリエンス広告ではフォーマットが用意されているため、手軽にLPのようなページを作成することができます。

利用可能な配置

インスタントエクスペリエンス広告は単体で使用するフォーマットではなく、他フォーマットと掛け合わせて使用するフォーマットであるため、利用可能な配置は、掛け合わせるフォーマットによって異なります。

媒体 配置 画像広告 動画広告 カルーセル広告 コレクション広告
 

 

 

 

 

Facebook

フィード
Marketplace
動画フィード
インストリーム動画
ビジネス発見
右側広告枠
検索結果
ストーリーズ
リール
 

 

 

 

 

Instagram

プロフィール

フィード

フィード
発見タブ
発見ホーム
ストーリーズ
リール
ショップ
Messenger ストーリーズ
 

Audience

Network

 

 

 

動画リワード
ネイティブ
バナー
インタースティシャル

制作要件

インスタントエクスペリエンス広告を利用する場合には、以下の要件にて制作します。他フォーマットと比較して使用できる素材が多い分、要件が多くなることには留意が必要です。

【画像レイアウト】

要件 内容
画像の枚数 最大20枚
最大表示幅 1080ピクセル
最大表示高さ 1920ピクセル
サイズ調整 横幅に合わせる・高さに合わせる
ファイル形式 PNGまたはJPG

 

【動画レイアウト】

要件 内容
解像度 720ピクセル以上
ファイル形式 MP4またはMOV
時間 動画の数に制限はないがそれぞれの動画の合計時間は2分以内
サイズ調整 横幅に合わせる・高さに合わせる
複数の動画 同時に2つの画像を画面上に配置しない
※画面上に2つ動画がある場合、1つ目の動画が再生される
サムネイル 各動画の最初のフレームが表示される
キャプション 使用推奨

インスタントエクスペリエンス広告を利用すべき事業者の方

インスタントエクスペリエンス広告は、以下のような事業者の方におすすめです。

・動画広告やカルーセル広告よりも情報量を多く掲載したい方
・LPをまだ制作しておらず、手軽にLPを導入してみたい方
・現在サイト内に流入しているユーザーの利用デバイスのうち、スマートフォン比率が高い方

まとめ

FBIG広告にはフォーマットに種類があり、フォーマットごとに特徴があることをお分かりいただけたのではないでしょうか?効果の高い広告を配信するためには、自社の商品・サービスの魅力を十分にユーザーへ伝える訴求方法を見極め、その訴求方法にマッチしたフォーマットを選定する必要があります。この記事でご説明した特徴や選定ポイントを理解し、FBIG広告配信への一歩を踏み出してみてください。

Recommend

関連記事